緊張の音 おしゃれな音 その19
ついに難攻不落の赤い陽が落ちた♪
よくしたもので、こうやってブログに難しいことを書くうちに
堀込泰行(馬の骨)の難曲『燃え殻』が弾けるようになりました。
今日でまとめるつもりなので、ついてきてください。
ちなみに前回はこちら→
『燃え殻』のMVはこちら
|E/F# F#/E C7-5 |BM7 A#m7 G#m7| B/C# C#/B |A#m7 |
熟 れ す ぎ た 赤 い 陽 が落ちる
↑サビのこの部分につづく展開を解説します。
※スマホではギターコードの指板図が表示されませんので
パソコンからご覧ください
|D#m7 E/F# F#7(9)|BM7 |E7(9) |D#m7(9) |E/F#
僕 たち の 今が 変わろうと どこへ行こうと あの日のように
E/F#の押さえ方が前と後とで違うところがポイントです。
前のほうなんて禁断の9フレット・セーハ(バレー)ですよ。
楽っちゃ楽ですが・・・
E/F#→F#7(9)は頑張らないで、E/F#のまんま通しても聴感上問題ありません。
ここの流れで注目なのが 次のE7(9)。
ハイポジションで6弦を開放して弾くのが 音の響きとしておしゃれです!
D#m7(9)は これも無理しないで
4弦も6フレット押さえ、つまりセーハしてD#m7sus4(9)にしても大丈夫。
そしてローコードのE/F#へ。で、サビをくりかえします。
あと 泰行氏の弾き方見ると、BM7はどれもみなBを押さえてるようですが、
曲の雰囲気ではBM7かと考えコード付けしました。
なので、Bで弾いても全然良いです。
ただ、Bって弾きにくいでしょ?(個人の意見)だからBM7にしてるんです。
そしてサビ2回目の後半は次のとおり
|D#m7 G# |G#m7 A#m7+5|BM7 B/C# |F# |
静かに見守る だけ 崩れ 落ちないように
真ん中の2小節だけ指板図表示します。
まさにクライマックス、この2小節は 上昇進行のコードになっており、
さらに「+5」の音が華やかさを添えています。
すごくおしゃれだと思いますが、どうでしょう?
この曲 G#m7のコードに見るように、親指で1弦を押さえ人差し指でセーハ、
つまりちょうどネックを握るような感じの弾き方が 何度も出てきます。
ここポイントなので 自然にできるように・・・
手のちっちゃいちんすけは こういうところで苦労しますが、
そんなこと言ってられません。
オリジナルの『見上げればバナナムーン』も「握り弾き」オンパレードですから。
同じコードでも 弾く流れや音の印象付けをねらって、
押さえ方を変えるのも 一味違った弾き語りに彩を添えてくれます。
音楽の愉しみ方は人それぞれ。
歌声だけでなく、ギターの細かい音色や響きまで感じていたいから、
ちんすけは こういうところにこだわるんでしょうね。
音の旅はつづきます・・・