酒 to me!~純米吟醸酒「渡舟」
11月末以来の酒ネタを書きます。
今日紹介するのは日本酒
それもこのお酒が生まれたての頃に出会った一品です
渡舟(わたりぶね)
純米吟醸ふなしぼり
酒造元:府中誉(株)(ふちゅうほまれ)
使用米:短稈渡船(たんかんわたりぶね)100%
精米歩合:50%
アルコール度:16%
IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2017
SAKE部門・純米吟醸酒部門(239銘柄中)金賞受賞(11銘柄)
とくに優れた“トロフィー”(5銘柄)にも選出
「渡舟」と出会ったのは1992年の冬の終わり。
ニュース番組の情報枠を担当していたワタクシは
当時日本酒の種別表示が変更になるというネタで調査していました。
そんな時とある漫画で、
地域に根差した酒造好適米を使って新しく日本酒を醸す
地域に根差した酒造好適米を使って新しく日本酒を醸す
という話題を見つけました。
どこのなんの酒か明記されてなかったので著者に問い合わせました。
それが「渡舟」だったのです。
茨城・石岡市の酒蔵に行き、当事者の常務からお話を伺いました。
つくばの農業試験場のような研究施設に頼み込んで
わずか十数粒の種もみをもらい
稲作農家に栽培をお願いして徐々に増やし 何年もかかって収穫、
ようやくこの年初めて醸すことができたということでした。
その酒米「短稈渡船」は酒米として超有名な「山田錦」の親にあたり、
栽培に時間がかかり天候に影響されやすいことから
すでに使われなくなっていた幻の品種。
それを掘り起こした蔵元の常務・山内孝明氏は
その後酒造りの杜氏の資格を持ち、父親を継いで社長となって
渡舟のうまさに磨きをかけ続けています
地元の酒米で地酒を造るという夢を実現し
全国、世界から評価を得られる味に醸しあげた
山内氏の執念と技量はすばらしいです!
おお、大切な味の話をしてなかったですね
月並みになってしまうのであまりいろいろ書きたくないのですが
そりゃぁもう フルーティで
米から作った日本酒じゃないような感じです
出来立て搾りたてをいただいた時を思い出しました。
ということで、酒 to me シリーズはもう一回あります
年内に書くのでお楽しみに
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