海外の大御所バンドで息の長いバンドはいくつかありますが、
一時代を築いたこのバンドもキャリアは50年以上。
フリートウッド・マック Fleetwood Mac
ミック・フリートウッド Mick Fleetwood (Ds 1947 June 24)
クリスティン・マクヴィー Christin McVie (Key,Vo 1943 July 12)
ジョン・マクヴィー John McVie (B 1945 Nov. 26)
スティーヴィー・ニックス Stevie Nicks (Vo 1948 May 26)
リンジー・バッキンガム Lindsey Buckingham (G,Vo 1949 Oct. 3)
写真の1977年頃が全盛期でした。
この年2月にリリースしたアルバム『Rumours(噂)』は
全米ビルボード・ランキングで通算31週間1位に君臨し、
グラミー賞も獲り、現在までの売り上げは4000万枚をこえました。
クリスティン、スティーヴィー、リンジーの3人が
曲を作れてボーカルもとれるので、
単体のバンドにもかかわらず 楽曲のバリエーションが豊富です。
『Rumours』から、クリスティンのボーカルが聴ける
ヒット曲をリンクしておきます。
You Make Loving Fun / Fleetwood Mac (1977)
このバンド初期はメンバーの入れ替わりが多く、
このメンバーになった以降も1980年代から2000年代にかけて
脱退したり戻ったり・・・
アルコールやドラッグの問題やメンバー内のあつれきとかあって
一時はもう活動しないのかとも思うこともありました。
日本公演も1995年を最後にそれっきり。
フリートウッド・マックの大まかな曲調としては
ロック・ポップスなのに短調(マイナー)の曲が多いということ。
イントロやちょっとしたフレーズには
「安全地帯」のような翳りを感じさせるサウンドがちらばっています。
複雑な展開やコードをあまり使わないのと
歌詞もくりかえしが多いので 覚えやすくなじみやすいです。
詞の内容はバンドの事情もあるように
まさに“噂”の投げ合いっぽいのですが、
英語なので意味を考えなければ楽曲アレンジを楽しめます。
さて、バンドから最も遠ざかっていたクリスティン・マクヴィーが
2014年に16年ぶりに復帰してからはまた5人が揃い
足掛け2年のツアーを行いました。
2014年のショットです。
メンバー髪が少なくなったりヒゲが白くなったりしてますが、
あまり変わらない方がいますねぇ・・・
クリスティン・マクヴィー(右端) 現在75歳
すごい!若々しい!!
コンサートの様子もリンクしておきます。
曲も同じにしてみました。
71歳の歌声をどぞ・・・
You Make Loving Fun / Fleetwood Mac (2014)
2018年も秋から翌年春まで北米ツアーが組まれています。
しかし残念なことに ついにというか
リンジー・バッキンガムが脱退してしまいました。
新しくギターを2人加えてツアーを行うようです。
リンジーの弾き方って すごく特徴があって面白く
Youtube見てもいつもどうやってるんだろーって思っていたので
今後見られないとなると寂しいです。
全盛期は短いけどキャリアの長いバンドの横綱
フリートウッド・マックは 懐かしく、
ときどき無性に聴きたくなるバンドです。