ひと月ほど前に 藤井聡太七段の活躍にからめて
ワタクシが将棋にのめり込んでる話をしました。
あれからなんと棋聖と王位のタイトルを獲得して
藤井聡太二冠になってしまいましたねーー!
素晴らしい活躍です
さて王位獲得の福岡から飛行機で東京へ飛んだ藤井二冠、
中一日で次の対局にのぞみました。
第3回AbemaTVトーナメント(非公式戦)です。
2年前から個人戦で始まった過去2回とも藤井二冠が優勝しており
今年は3人1組の団体戦にガラッと模様替えしましたが
3連覇がかかっていたのです。
この日はその決勝!
チーム永瀬(愛称:バナナ)VS チーム渡辺(同:所司一門)
チーム永瀬は 永瀬拓矢二冠(叡王、王座)、藤井二冠、増田康宏六段
チーム渡辺は 渡辺明名人(棋王、王将)、近藤誠也七段、石井健太郎六段
なんと将棋の8大タイトルのうち7冠が集結しました!
藤井二冠はタイトル戦の着物姿から高校の夏服に着替えて出場 いいね!
だいたいプロの棋戦での団体戦は珍しい。
そこへもって持ち時間・計測が変則的なのですよ。
持ち時間は各5分
1手指すごとに5秒加算するフィッシャールール
フィッシャールールとは
チェス界のレジェンドボビー・フィッシャー(Bobby Fischer)氏が考案。
本大会では羽生善治九段のアイディアにより採用されたそうです。
自分が指したら指した側の手でチェスクロックを押して時間を止めます。
(右手で指したのに左手で押すと反則ということ)
すると自動的に5秒加算され残り時間が表示されます。
面白いですよ~~
あと30秒とか残り5秒以内あたりになると
静かに押していた棋士がバシャッと叩きだしますからね 緊迫します。
テレビトーナメントの生中継としてはピッタリ。
速すぎてどう指してるかなんてシロウトには全然わかりませんけどね ハハハ
「光速の寄せ」谷川浩司九段なんて目じゃないですから・・・
だいたい20~30分で1局終ります。
将棋のタイトル戦は持ち時間8時間だったり9時間だったり
二日かけて戦ったり・・・長い持久戦ですよね
AbemaTVトーナメントは対極をなす超早指し将棋なわけです。
藤井二冠は2日前に、渡辺名人も1週間前に新タイトルを取ったばかり。
このタイミングで二人の対戦を真逆な光速の戦いそれも真剣勝負が観られるとは
にわか将棋ファンとしては楽しいことこの上ありません
もうビール&ハイボールが進んで 決着の頃はうたた寝でした・・・
九番勝負の結果はチーム永瀬の5連勝で優勝!
藤井二冠は個人として3連覇となりました。
この日の決勝に限らずトーナメントの各試合も面白かったです。
レジェンドチームが早指しに対応できることが分かったし(ベスト4)
森内俊之九段(十八世名人)などは藤井二冠も永瀬二冠も負かしてましたから
しばらくはAbemaTVで大会のビデオが観られますのでお好みでどうぞ。
ほかのタイトル戦なども無料で視聴可能!
将棋なんて ほとんど天才か魑魅魍魎(ちみもうりょう)たちの闘いだし
地味でおじさん&おじいちゃんの趣味の世界でしかなかったのを
こうしてエンターテインメントに持ち上げてきたことはすごいです。
そして藤井聡太二冠はすでに将棋界を背負ってます
凄い高校生