緊張の音 おしゃれな音 その10
弾いて音を聴いてコードを見つける
ある程度コードをおぼえたら、響きの良い音を探して和音を組み立て、
それは何というコードなのか と逆にアプローチしてみると、
コード展開やギタープレイの幅がぐんと広がります。
ちんすけは 40歳過ぎてライブ活動はじめてからは、
そうやってコードをおぼえていきました。
やれテンションコードだ、おしゃれ系だと言ってますが、
ややこしい理論でなく、音の重ね方がその場所にフィットすれば良いわけで、
コードネームは後付け・・・そう考えるんです。
たとえば「A」コード系。
「AM7」や「A7」も並べましたが、この辺はあたりまえに使いますよね。
この基本形に音を一つ足したり引いたりしてみると・・・
いろんなテンションコードが出てきました。でも押さえ方は簡単です。
指一本で一ヶ所押さえるだけで、めんどうなテンションコード クリアです。
オール解放の「A7sus4(9)」も実際に使ってますよ。
開放弦をうまく使ったり、押さえ方をちょっと変えるだけで、
使えるテンションコードが増えます。
もう一つ、コードの構成のわかりやすい例を紹介しましょう。
「E7sus4(9)」「Bm7/E」「Bm7(11)」
この3つのコード、共通点は何でしょうか?
それは どれも押さえ方が同じ(=構成音が同じ)ということです。
これらは曲のつなぎや転換の時によく出て来るコードたちですが、
キーによって、また、音の意味合いによってコード名が変わるんです。
「Bm7/E」は「Bm7」にベースを「E」で弾くという「ベースノート」付き。
この「E」の音は「Bm7」にとって「11th」なので
ベースノートがテンション音だという言い方もできます。
「Bm7(11)」は5弦がルートなので実際には6弦は弾かないと思われます。
「Esus4(9)」は(イ)の時のみコードネームが「E7sus4」になりますが、
この押さえ方で「Bm7/E」「Bm7(11)」もだいじょうぶ。
簡単な押さえ方なので 効果大きいと思いますよ。
ギターコードやテンションのことをおぼえる早道は
コード表とにらめっこではなくて、
とにかく押さえて、弾いて音を聴いて、感覚を磨くこと です!