思いを届けられるはずもなく
プロ、アマ問わず、「思いを届けたい」と言って音楽する人が多い。
多いというか、ほとんどかもですね。
歌入りの曲をやる人は特にそう。
でも自分は そういう思いで曲を作ったり演奏したりしていません。
音楽で心地良くなってもらえればいいなぁ
・・・それだけなんです。
演奏も歌も一緒。
心地良さを感じてもらえる音楽をやりたい。そういうことです。
もちろん言葉で歌っているので
歌詞の内容は思いっきりこだわります。
意図無しでは書いていません。
でも それを、その内容を心深くまで届けたいというのはないんです。
音楽という空気を揺るがす行為に対して感じてもらいたい。
ああ、えらそうですね。
それならインストゥルメンタル、楽器演奏だけでいいじゃない
という考え方もありますが、それは出来ない。
演奏テクニックがあればそれもいいでしょうけど、自分には無い。
弾き語りかというと 言葉を届けないから“弾き歌い”がしっくりくる。
なんて面倒くさいミュージシャンなんでしょ ちんすけは。
だからよく えせ(似非)をつけたりしてるんです。
テレかくしみたいにね。
人前に出るライブ・ミュージシャンというのは、
すべてひっくるめてイメージでパフォーマンスを観られてしまう。
だから 本来的にはルックス=みてくれも重要なファクターのはず。
それも無いし・・・
じゃあ お前はなんなんだ?と 自問し続けるのが
自分のライブなんだろうなと思います。
作詞も作曲もアレンジも、演奏も歌も
これでいい!という境地など無いですから
「あくせく歩き続けるよ 細くあてのない道を」
まさにこれです。
2018年 もう2月
どこまで歩けるのでしょうか・・・
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