コアなギターの話③~コア・ギターがやって来た
この話を書きたくてはじめたんですよ、ギター話。
いよいよ、コア・ギターを手にすることになります。
そう、プロフィール写真のギターです。
“TAKAMINE PTU-131KC N”
うぅ~~んこのフォルム・・・
100シリーズですから 前の2本とおんなじですが・・・
PT-106(上)/ NPT-108(下)
この色!!! これです、欲しかったのは。
オール「ハワイアン・コア」材(トップ、サイド、バック)。
ネックはマホガニー、指板とブリッジはローズウッド。
ブリッジピンは同じだと相性が良いかと思い、ローズウッドに替えてます。
ヘッドの形状が少しスリムになりましたね。
ハワイアン・コアは その名が付くとおり
ハワイの それもほぼハワイ島産出の「マメ科アカシア属」の木。
カヌーとか家具調度品、楽器ではウクレレの材として人気です。
一時 伐採禁止とか輸出禁止とか言われましたが、
制限はあるようですが、手には入るようです。
何を隠そう、こうやってギターとして手にすることが出来るんですから。
聞くところによると、TAKAMINEは昔からコア材のギターを製造していて、
大量の材を確保出来ていたことはアドバンテージだったようです。
ギターの材は 長期にわたってしっかり乾燥させることがだいじですから、
切り出してすぐ加工というわけにはいきません。
しばらくは安泰と思われます。
「131」の型番なので、ありゃ、31万円か!? というとそうではなくて、
定価は現在10万円ちょっと。買った4年前は11万3千円でした。
ちんすけはネットで(出た!)8万3千円で手に入れましたけどね。
近ごろは 型番と値段がリンクしてないことが多くなりました。
で、自慢です!
シリアルナンバーが「51010001」
初めの2桁+62ですから 2013年、それも1月の0001番。
2013年の一番初めに作られた1本ということですよね!
ホッホーーー なんか景気がいいっす。
年初の品だからなのか偶然か、
ハワイアン・コアにしては 木目がまっすぐで、綺麗です。
ウクレレなんかも含めて よくうねってますからね。
そうそう木目のほかに「杢目」というのもギターにとってはだいじで、
美品&価値を決める天然の模様です。「トラ目」ともいいます。
年輪による模様が「木目」(板目)であるのに対して
木の縮みなどが原因で現れる模様です。
ギターでは「シカモア」や「メイプル」の表板でよく見かけます。
ちんすけのコア・ギターにも ほんの少し「杢」が見られ、
チラッと横に光る味わいが好きです。
いままでの2本のギターが「サンバースト」カラーリングなのに、
色付けが無いこっちのほうが ナチュラルなのに派手ですよね。
赤茶で目立ってます!
ネックジョイント部ボディ厚 94mm。PT-106とほぼ同じ(誤差の範囲?)。
あと最近気づいたのですが、100シリーズ最新モデルは
ブリッジの形状が 左右に広がったデザインから四角になりましたね。
確認してませんが、2016年からのようです。
TAKAMINEカタログより
弦を張りかえるときにぶつけたりで、けっこう傷やへこみが出来てますが、
いまや完全に ちんすけのメインギターです。
読んでも誰もおもしろくない コアなお話でした