龍さんの新作♪聴き惚れております
ちんすけの小学校と高校の大先輩ミュージシャン
佐藤龍一さんが8月15日に新作アルバムをリリースしました。
『10 Short Stories』
即購入したのにじっくり聴けたのはここ両日
最初の印象が一番新鮮だと思うので
あまり文章にこだわらず感想を書き連ねてみます。
以下、3、4回聴いたところでの即コメントです
1.調子っぱずれのブギー
ファンキー、フォンキー
加工したチャイルドボイスとユニゾン
何やら楽しそうだぞ!
2.万物ロック
レゲエ♪ 音のアイディアがカラフル
音の粒がどれ一つとっても立ってて主張しています。
ベースメロディもギターリフも脳裏に残るフレーズ
隙間に突っ込んでくる効果音的な音まで
いきなりガットギターが切り裂いてきたり、そこかい!って
ことばあそびの歌詞は脱力感あって諸行無常のノーリターン
「色即是空 空即是色」がぶつぶつと聞こえてきて終わる
3.それでもあんたはロクデナシ
おとこなんて捨てられちゃうんですよね
それともボクでいいんですか・・・・・・
シンセを多用しないシンプルな曲
4.銀色の糸
反対にシンセから入って おおーーっとアコギ・ストロークだけ
だんだんといろんな音が入ってきてゴージャスに
でまた、ハープでシンプルに
こういうアイディア龍さん得意ですね。
生楽器も打ち込みも知り尽くしてるのがよくわかります。
5.ラダの犯罪
「ラダ、見つめちゃ やだ」
すみませんこういうところに引っかかるのです
韻を踏むことで言えば、なかほどでラップ風な言葉しゃべり
6.真夜中の訪問者
入口のギター、さらにインドぽくなってる
またもギター1本で展開
間奏のギターもイイ感じです。
ラストでまたインド風フレーズ
7.父から背骨をもらい
ライブの音源アップで先に聴いていた曲
作り込みましたね。歌謡ショーみたい♪
龍さんが人生観・死生観を謳われると
「生まれてこなかったものたちへ」がどうしても浮かんでしまいます。
そっちは精子の歌なんですけどね
ワタクシが一番好きな曲なもので・・・
8.AI
8分の6拍子のゆるやかな曲
「ただ愛が ただ愛が 欲しかっただけ」
ここライブでやるとオーディエンス大合唱でしょうか
シンプルで沁みます
大ラス転調前のティンパニ?+雷の音が盛り上げます
9.人間
AI~ヒト
この流れはもちろん意図的だろうけど
その意図にすっぽりハマって龍さんの手の内で転がされています。
「北の国からのテーマ」を彷彿するメロディはわかりやすいです。
10.Look At Me Now
さてラストソングはブルースかレゲエか?と待ちかまえていると
見事にはぐらかされました
サックスをフューチャーしたおしゃれ系
ひと昔前トレンドだったソフィストケイトされた音楽 という感じ
ラップ部分も夢心地で通り過ぎます
フェイドアウトで終わるかなぁと思ってたら
ソフトにサックスで〆
最後まではぐらかされました
聴くほどに良い曲ばかりで また聴いてしまいます。
ワタクシは歌詞・コトバよりも
どうしてもサウンド・フレーズに耳が向くので
そういう感想になってることをおことわりしておきます。
高校のフォークソング部の創設者でもある龍さん
もちろんベースはフォークなのでしょうけれど
世界放浪や、ゲームミュージックの制作、
音楽専門学校の講師などを通して楽器と機材に習熟し
ライブ復活後はソロだけでなく
佐藤龍一&The Dragonというバンドでも活動しています。
コロナ禍でライブができなかった4~7月には
自宅から毎日欠かさず生演奏をアップし続け101回も数えました。
ものすごいパワーです
ソロやバンドのライブも少しずつやれるようになってきたので
ワタクシもどこかへ観に出かけたいと考えています。
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