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見上げればバナナムーン

ちんすけの音楽とよもやま話のブログ♪

たまにはクラシックもいいものです

“ソーベニール・デラ・ムジカ”という
弦楽合奏団の演奏会を観に行ってきました♪

めずらしいでしょ? クラシックですよ!

合奏団の団長とひょんなことから知り合いになり、
勧められて 観に行くことになったのでした。
コンサート会場は浅草にほど近いミレニアムホール

“ソーベニール・デラ・ムジカ”は2009年、
東京を中心に活躍する演奏家や音楽教室の先生たちで結成され、
正統派クラシックを堅苦しくなく気軽に楽しんでもらおうと、
定期演奏会を中心に活動を行っています。

大人数のオーケストラではなく、写真のように18人ほど。
でもしっかりした音で、圧巻な演奏レベルでした。
団長はチェロですが、チェロ以外はみんな立って演奏するので
これもオーケストラとは違います。
指揮者もいないので、コンサートマスター(バイオリニスト)中心に
阿吽というか、互いの呼吸を合わせてすばらしい音楽を奏でます。
あ! コンサートマスターの高木和弘氏は
東京交響楽団ほか多くのコンサートマスターを歴任してるのですね。
日本弦楽器演奏家協会の代表理事でもあるそうです。失礼しました!

第12回演奏会ということで、この日は「舞踊とラテン音楽」をテーマに
ピアソラ、ヴィヴァルディ、サラサーテ、ストラヴィンスキーの作品を
とりあげていました。

オーケストラと言ってますが、弦楽四重奏形式ですね。
はじめにも書いたように、スタンディングの演奏がメインなので、
からだの揺れとかパフォーマンスの個性とかが良く見えるものでした。

詳しくないので曲の感想がうまく書けないのですが、
わーっ!と音の波が押し寄せるというより
楽器から発せられるうねりが、
ホールの反響も手伝って降ってくるといいましょうか、
ひとり一人の弦の音いろが、絹のような繊細な音の波となって
迫って来るような、不思議な感覚をおぼえました。

自分でライブをするようになってから初めて観たクラシックコンサート。
心地良さに眠っちゃうかと思ったけど、だいじょうぶでした。
そう、ちんすけがクラシックコンサートを観たのは、
シドニーのオペラハウスで 市の交響楽団を観て以来です。
すげーところで観てるじゃないのって?
すみません。途中で寝てしまった記憶があるもので・・・

良い音楽につつまれたひと時でした。
また機会を見つけて聴きたいなと思いました。


団長の横山真男さん、お世話になりました。
また飲みましょうね。

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ポーカーフェイス

作詞・作曲/Tiny☆K
2012/10/01  #114


軽快に、ミドルテンポなシャッフル曲です。
英国ポップス風であり、間奏がどことなくビートルズ。
もちろん狙ってますよ。
あと、ステレオ感を少し狭めて広がり過ぎないようにしました。

曲のポイントとして、短3度を上下する転調 B♭→D♭→B♭ があります。
以前も「短3度の行ったり来たり転調の話」しましたね。→こちら
この転調は、気分をちょこっと変えるのにうってつけなので、
自分の曲ではよく使っています。
意識して使うというより、自然と出てくるフレーズという感じでしょうか。
「あ、また使っちゃった」みたいな感覚です。

転調先のD♭をB♭mにすると、
というか平行調なので そう考えることも出来まして、
B♭→B♭m→B♭ とすると、「同主調どうしの転調」となります。
こうもとれるかなぁとは思いましたが、
現状のアレンジでは D♭のほうが正しいと思います。
実はメジャー(長調)かマイナー(短調)かは、
メロディだけでは決められない、悩ましいものでもあります。

ちなみにB♭キーなんてギターでは弾きにくいので、
カポ1にしてAで弾いてますので 念のため。


オフコースに『失恋のすすめ』という曲がありますが、
それに代わる曲を作りたいなと、意識した曲です。
普段表情を変えないニヒルな奴が どうもおかしい。
ならばひとつ突っ込みをたれておいて「飲んで発散しろよ」
・・・そんな感じですかね

ポーカーフェイス

どうしたの? そんなカオして
今日のおまえは らしくない いつもと違うよ
きっとまた 余計なことを言ったんじゃない
バチ当たりさ 世話がやけるよね

気持ちが グラグラ くずれそうだろ?
フラれたのとは ひと味違うよ
いつもなら 得意のポーカーフェイスで
笑ってるのか 怒ってるのか わからないのに

心が ポッキリ 折れてしまったの?
話しかけても 右から左かい
いつもなら 得意のポーカーフェイスで
あんなことでも こんなことでも 受け流すのに

どうしたの? そんなカオして
今日のおまえは らしくない 鬱(ふさ)ぎ込んでる
それならば 一緒に飲もう みんな忘れて
それくらいが おれに出来ること
おれに出来ること 乾杯しようよ!!

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打ち込みの自分史 みたいなこと

ちんすけは、1985年くらいから「打ち込み」をはじめました。
当初はYAMAHAのシンセサイザーやドラムマシン、シーケンサーで作った音を
マルチトラックカセットテープレコーダーに録音するというやり方。
そう、あの頃はパソコンが充実してなかったので、
音楽専用の「シーケンサー」にデータを打ち込むほうがよかったのです。

そのころ巷で流行っていた音楽が、
カシオペアやザ・スクエアなどのフュージョン♪
ちんすけもハマり、打ち込めるような自作曲がない当初は、
彼らのスコアを購入して、打ち込みコピーして楽しんでいました。
まあ、仕事でほとんど時間が取れませんでしたけどね。

そのころ作った音源は、元はカセットテープと打ち込みデータなわけですが、
それを再生するハードを持ってなくて、いま再現できないんですよ。
パソコンに何曲か残っていますが、完成度も低いものでしたし。

時が流れ 職替えしたりするうちに、ライブ活動をするようになりました。
オリジナル曲も新たに作りはじめたので、
ギターと打ち込みのミックスで音源を作るようになりました。

機材もシーケンサーからパソコンに替わり、
デスクトップミュージック(DTM)とよばれる時代。
現在は「Singer Song Writer Lite8.0」というソフトを使ってます。
これはプロユースではないので、音質がもの足りなかったりするのですが、
ふつうに良い音が作れるのと使い慣れてることで、愛用してます。

自分で打ち込みをするのに、良い練習になるので、
数年前、久しぶりにカシオペアの曲を打ち込んでみたのが、
今回紹介する『Froufrou』です。
昔のスコアを引っ張り出してきましたよー!

カシオペア曲の大部分を書いている、ギターの野呂一生氏の作ではなく、
ドラムスの神保彰氏による作品です。
リズム隊の節まわしというかキレが良いですね。
曲調が「和風」っぽくアンサンブルもしっかりしていて
神保氏の傑作のひとつです。ちゃんとドラムソロの見せ所もあるし。
そのドラムソロの細かいところまで採譜してあるので、
フェードアウトのギリまで完コピしてみました。
しかし、特に後半は面倒になって、キカイっぽくなっちゃってますね。
キーボードの間奏は強弱を含めて イイ感じに出来たと思います。
ギターとベースの完成度はまあまあ・・・こんな感じです。

はじめて「Sound Cloud」を使ってみました。
アップロードすると少し音質が落ちてる(ハイ落ち)気がするので、
そのへんは差っ引いて聴いてください。
スマホでも普通に聴けると思います。

では どぞ!

Froufrou/カシオペアカバー

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桜と蚊柱の春のおとずれ

桜の花がだいぶ咲いてきました。
emojiまもなく満開なのでしょう。

街なかや公園では、ソメイヨシノほか数種の桜が咲いてますが、
植わっている環境で開花スピードが違ってて面白いですね。
予報によると今年は満開期間は長めだそうです。
今週末、お花見酒出来そうですかね・・・ムフフ


桜を愛でようと 親水緑道などを歩くとこの時期、
うっとうしい「集団」に遭遇したりもします。

「ユスリカ」というそうですが、蚊のちっちゃいやつみたいなの。
あれが集団でかたまって飛んでるの見かけますよね。
こどものころよく自転車で走っていて、いきなり集団に突っ込み、
口の中に入っちゃって「ペッペッ」てやったり、
わぁーって目をつぶったら、どこかにぶつかったり、
あんまり印象の良くない奴らです。

蚊のカタマリだから「蚊柱」というそうです。
水のある所にはたいてい発生して
種類にもよりますが、あまり汚すぎると発生しないらしいので、
水質のバロメータにもなっているようです。
そこが蚊とは違うみたいで・・・そうそう「ハエ目」だそうです。
だから蚊みたいに血を吸ったりしないし、
そもそも消化器官が退化してて、エサも摂れないので
1~2日で死んでしまうらしいですよ。

知ってしまうとなんか可哀そうで、少しくらいうっとうしくても
がまんしようかなぁという気にもなります。

あれ? 桜の話じゃなくて「ムシ」の話ですかね これは。

桜が咲き終わった後の ケムシ のほうが
ちんすけ的には ムズムズしてしまいます。

・・・ぅわぁ~~~

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あの「ジャーーーン!」をギター1本で鳴らす!

ビートルズの"A Hard Day's Night"
イントロを攻略してみましょう。

発表から50年以上たった今も話題に上る、超有名な出だしのフレーズ。
「ジャーーーン!」一発で曲を、いや、映画を、
いや、ビートルズそのものを印象づけた
音楽史上でもかなり意義のある1フレーズだと思います。


emoji弾いてるコードは何なのか?

1990年代までは G7sus4 だと 大方の譜面などに書かれていましたが、
ジョージ・ハリスンが今世紀になって
Fadd9だった」と言ったことで、いちおうの決着がつきました。
ライブの映像などからも 6弦から1-0-3-2-1-3フレット
6弦は親指で押さえるポジションがそうです。
ギターだけなら、これで正解と思われます。

G7sus4(2種類)とFadd9の音はこちら


しかしそうだとしても、まだいろんな音が聴こえるのも確か。
そこで、ちんすけは
「ギター1本で弾くならどうすれば原音に近いか」
をプチ研究してしまいました。


emoji音の構成はどうなっているか?

最近では音を解析するソフトがあって、
それで各楽器を分析すると、鳴ってる音は次のようになったということです。
(ピアノの鍵盤の中央のドが C4 とお考え下さい)

ギター1(右・ジョン)F2-A2-F3-A3-C4-G4(←これがFadd9)

ギター2(左・ジョージ)F2-A2-F3-A3-C4-G4
(12弦ギターなので複弦がF3-A3-F4-A4-C4-G4ですが、便宜上省きます)

ベース(左・ポール)D2

ピアノ(右・G・マーチン)D2-G2-D3-G3-C4

そう、ベースでD音を出し、ピアノでフォローする形になってるんですね。
以前の見解 G7sus4だと何が違うかというと、
ギターにD音が入っていることと、A音が入ってないということ。

全部の音を一列にあらわしてみます。

D2-(F2)-G2-A2-C3-D3-F3-G3-A3-C4-D4-G4

最低音がベースとピアノで鳴らし、最高音がギターです。
さて、なぜF2を( )書きにしたのでしょう?
理由は どうしても低いところのF音が聴こえないからです。
ギター2本で鳴らしているはずなのに・・・

そこで考えました。
これはFadd9を弾くときの親指は、押さえているのではなくて
ミュートしているのではないか!? ということです。
これはあり得るのではないでしょうか?


emojiギター1本で弾くならこうだ!

本題です・・・で、いきなり結論です。
ギター1本で弾くとすれば、最も原音に近い押さえ方は、
F6(9)/D または Dm7(11) であると考えます。
どちらも押さえ方は一緒です。

ポイントは、すべて鳴ってる音をベースのD音も含めて入れたことです。
ローポジションもジョンたちに近い押さえ方なので ありでしょうけど、
上に書いたように 低いF音が無いと思われるので、
ハイポジションとしました。

聴いてみてください。
左が正解のハイポジション、右がローポジションです。
ジャーーーン!

いかがでしたでしょうか?
いろいろ解析されたことや、実際に聴いた感覚でみちびき出しました。

え~~?ちんすけが新しい見解を出した!?
・・・まあ そういうことにしておいてください(ムフフ)
もちろん あれだけ研究されてますから、初とは言いません。

では本家本元『A Hard Day's Night / THE BEATLES』をどうぞ♪


余談ですが、
この映画の監督が「アタマにインパクトが欲しい」のと
「エンディングにはフェードアウトが欲しい」と現場で云ったことで
急きょ加えられたと言われています。
エンディングのアルペジオはジョージが弾いてますが、
ここのコードはまさに Fadd9。
オープニングとエンディングの一貫性が生まれたわけです。

さすがはビートルズ。感性あふれるエピソードです。

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