忍者ブログ

見上げればバナナムーン

ちんすけの音楽とよもやま話のブログ♪

ハイテンポな曲は世のせわしさにあり?

最近の曲はテンポが速いのが多くてついて行けなくて・・・
って、爺さまみたいなこと言ってますが、
実際曲のテンポ、スピード、とても速いと思いませんか?

すると、ちんすけのように昔の音楽も沁みついてる人間には
「もう少しテンポ落としたほうが聴きやすいのに」とか
「気持ちいいのに」とか ブツブツつぶやきながら聴くことになるのです。

このブログでも取り上げましたが、
2016年後半に流行った 星野源『恋』という曲。
これを初めて聴いたときは「ぅえ~~!はえ~~~」てなもんで、
あのテンポに置いてけぼりくらった感じがしました。

測ってみると BPM=157

これはかなり速いですよ。え? 今はふつうですって?
そう、そこなんです。今の曲は全体的にテンポが速いです(断言!)

恋ダンスではそれでよいかもですが、歌うとなると・・・
そこでちんすけは プチBOSSA調にするためテンポを落としました。

BPM=110

まんま速度を落として聴くと「おそい!」と感じますが、
BOSSAの演奏で聴くと イイ感じしますよ!

おおーっと 大切な説明忘れました。

BPMとは、Beats Per Minute の略で 要するに1分間で何拍かということ。
むかし ♩=120 とか書きましたよね?
いまはBPMが主流でしょうか。
M.M.=120 と書くのもあるそうですが
クラシック向けですね(「メルツェルのメトロノーム」のことだそう)

話をもとに戻して・・・

「テンポが速い」ですぐ浮かんだ曲が

プレゼント/JITTERIN'JINN BPM=176
さくらんぼ/大塚愛 BPM=171
飾りじゃないのよ涙は/中森明菜 BPM=172

おお! みんな同じくらいですな。
ちんすけ的にはこのくらいが速いという上限なのか?
もちろんもっと速い曲もあります。
『恋』なんてそれほど速くないじゃないの、ってなっちゃいますね。

あとタメがある曲は 思ったほど速くないというのもあります。
勝手にしやがれ/沢田研二 BPM=138 あたりでしょうか。
ローリングストーンズの「最速曲」と発表当時ふれこんだ
『Flip The Switch』は BPM=163

雑談になってきてしまいました・・・

ほんとにお話ししたいことは 数値で決めることではなくて、
相対的に「速いと感じる」ということ。

「ああ、あの曲」と思い出して聴いた 昔好きだった曲が、
「こんなテンポだったっけ?」ということがあるはずです。
別の歌手がカバーしてるのを聴くと、テンポが違うということもあります。

曲のテンポは、同曲・同アレンジでも微妙に変わります。
時代だったり、環境だったり、番組の尺に合わせて変えることもありますし。
それらひっくるめて、現代は速いな と感じるのでしょう。

ポップスかロックか、ジャズかラテンかと、ジャンルによる違いや、
たてノリとかスイングしてるとか、シンコペーションが多いとか、
曲想でも違うと思いますし、歌詞が多いか少ないかでも違います。
また そのアーティストの“味”を出すのにふさわしいテンポ
というのもあると思います。

世の中はみな忙しいし、
さまざまなことは 昔とくらべて格段に速いですから、
現代曲のテンポが速いというのは、
世の中のスピードに寄り添った曲が好まれる
ということになるのでしょうか。


そうだ、ちんすけもライブでやる曲、日によってテンポ違うような・・・




それは ただのへたくそ!
はははは・・・・


BPMの計測は、こちらでしました
→BPM計測機

拍手[0回]

PR

マーマレード

作詞・作曲/Tiny☆K
2011/09/12  #112


ちんすけが活動している、おしゃれ系POPSデュオ“ケーちん”。
オリジナル一番のスタンダード曲が『マーマレード』です。
サビで「シュルビルビルー♪」などと呪文のようなフレーズが出てきますが、
ここのコード進行とメロディが この曲を作るツボになってます。

CM7 - Am7 - Dm7 - Dm7/G

このコード進行は曲全体でくりかえし出て来て、
演奏する側としては 覚えやすくてよろしいポイントです。

曲のきっかけは ライブでもよく話すんですが、
ケーちん相方の“ケーシン”がSNSで
「小学校の給食で苦手だったマーマレード」のことを書いたことから。
給食ネタは、くじらの竜田揚げとか、揚げパンとか、脱脂粉乳とか、
それらを知る年代だけに、しばらく盛り上がりましたね。
ネタから他にも曲が出来たり バンドのネーミングになったりとか、
いろいろ派生もしました。

きっかけとしてはそうなのですが、
曲の中身は家庭と夫婦仲の「苦いも甘いも」あたりをテーマに、
東日本大震災の直後に作ったこともあって、
「元気出そうよ」とエールの気持ちも込めました。
表立った応援歌 みたいなのは好きでないので さりげなくですけどね・・・

自分としては 曲は、
聴く人によって環境も感じ方も違うので、こちらで決めることではないけど、
聴いてもらえるなら、気持ちに寄り添えられればいいなあ と
いつも思って作っています。

マーマレード

コトコトと音がする キッチンから甘い匂い
今日はカレーじゃないね 夏みかんの マーマレード
ニガニガで嫌ってた 小さい頃 それが今
好きになりかけた オトナの味 マーマレード

ちょっとしたいさかい ふとしたすれ違い
気持ちの交差点で mm
あんまり煮詰めちゃ コゲついてしまうさ
大切なものは

シュルビルビルー ワッパッ
シュルビルビルー ワッパッ
ニガ虫は もう さよならさ
たっぷりつけて食べよう マーマレード

ダブダブの服を着て ハミングに髪をゆらす
いつまでも作ってよ 心こめた マーマレード

元気ない時でも 上向いて歩こう
またいいことあるから mm
魔法の呪文を ふりかけてあげるよ
大切なことは

シュルビルビルー ワッパッ
シュルビルビルー ワッパッ
シュルビルビルー ワッパッ
シュルビルビルー ワッパッ
もっともっと ずっと 好きになる
たっぷりつけて食べよう マーマレード

シュルビルビルー ワッパッ
シュルビルビルー ワッパッ Aha・・・・

拍手[0回]


2017/04/20 ライブのお知らせ♪

4月20日(木)HOTコロッケ(都営新宿線・瑞江)
「Myらいぶ」mini(定例オープンマイク)

18:30 OPEN / 23:30 CLOSE

ちんすけ エントリー ※スタートは19:30ごろ

emoji1500円以上のご飲食をお願いします
http://plaza.harmonix.ne.jp/~hotcroq/


今月も「Myらいぶ」miniで歌います。
この日は最近やってない古ーーいオリジナル曲とか、
新しく仕入れた曲など、いつもと毛色の違った選曲で臨もうと思っています。

いまのところ地元の音仲間“マッキー”さんがエントリーしてます。
飲み&食べるだけでもよいので 遊びに来てくださいませ!

 

ついでに先のライブのお知らせも♪

5月20日(土)HOTコロッケ(都営新宿線・瑞江)
『Duo☆Battle LIVE 2017』~四つ巴大作戦の巻~

18:00 OPEN / 23:30 CLOSE

18:30~エフノーリーフ
19:20~アマデュオス
20:10~ケーちん
21:00~Be-m

emoji1500円以上のご飲食をお願いします
http://plaza.harmonix.ne.jp/~hotcroq/


ちんすけ久しぶりの「ケーちん」出動です。
今回は いつもの「Be-m」のほかに
「エフノーリーフ」「アマデュオス」とお二組くわえて豪華にやります!
詳細は5月になってからもう一度告知しますが、
HOTコロッケのホームページには載せてますので 見てください。

よろしくお願いします♪

拍手[1回]


音楽の方向性が定まったルーツ

“小林泉美&フライング・ミミ・バンド”がまさにそれです。

ビートルズやカーペンターズなどの洋楽に刺激され、
王道フォークからギターをおぼえ、オリジナル曲を書きはじめた ちんすけ。
弾き語りスタイルの曲が大方を占めていた 高校2年も終わりに近いころ、
FM放送で聴いた“小林泉美&フライングミミバンド”が一発で気に入り、
速攻でレコードを買い、それこそ擦り切れるまで聴き込みました。

この番組は「ユア・ポップス」といいまして、
FM東京(当時)月~金 21:40~55で放送されており、
週単位で1アーティストにフォーカスをあて、日に2曲ほど紹介。
♪マクセル、イン・マイ・ハンド~♪のジングルで一世を風靡した
「マクセル」がスポンサーの番組です・・・

このころのことは懐かしくて話し出したら止まりませんよーー!

さてニューミュージック系中心の「ユア・ポップス」だったところへ、
“小林泉美&フライング・ミミ・バンド”は新鮮でした。
ボーカルバンドとはいえ、その声はふわふわとかわいらしく、
バンドサウンドと一体化していました。

これは そう、ニューミュージックじゃない。
ポップス? ロック? ラテン? ジャズ?
まだフュージョンという言葉が一般的でなかったころです。
どのジャンルにも属さないような、心地よい風が吹いてきたのです。。


小林泉美&フライング・ミミ・バンド
Vo&Key 小林泉美, Sax 清水靖晃, G 土方隆行, B 渡辺モリオ, D 渡嘉敷祐一
小林泉美さんは船橋市の高校を卒業後 音楽大学へ進み、
在学中にデビューした 弱冠20歳。
その後アニメ「うる星やつら」のテーマソングを歌いブレイクしました。
バンドのメンバーも当時は名も知られていない20代前半のミュージシャン。
還暦を過ぎた現在はみな すごいキャリアです。
紹介されたのはデビューアルバム「ORANGE SKY」(1978/3/5発売)。

ロック・フュージョンのインスト曲にはじまり、
ゆったりとボサノヴァ、軽快にサンバ、カラフルな音が次々に飛び出します。
ほぼ全曲 小林泉美による作品ですが、『フルーツ・パフェ』だけは
カルロス・ジョビンの名曲「ONE NOTE SAMBA」のカバー
・・・というより替え歌(?)でした。歌詞はとってもトロピカル。
『コーヒー』はボサノヴァなのかフュージョンなのかわからないけど
ほわっとした南国の風が吹いてくるような曲。

これだ! と思いましたね。
以後ちんすけは、フォークベースだった曲調にボサノバちっくだったり
テンション系の音を織り交ぜて作るようになりました。

オリジナル『ひとときの渚』は、曲想やアレンジの参考にしまくり。
今でもときどき歌ってます。

自身の音楽ルーツのひとつですね。

では『コーヒー』お聴きください。

※つい最近「ORANGE SKY」がYouTubeで全曲聴けるようになってます。
 消えちゃうかもなので、興味のある方はいまのうち・・・

 →こちら

拍手[0回]


たまにはクラシックもいいものです

“ソーベニール・デラ・ムジカ”という
弦楽合奏団の演奏会を観に行ってきました♪

めずらしいでしょ? クラシックですよ!

合奏団の団長とひょんなことから知り合いになり、
勧められて 観に行くことになったのでした。
コンサート会場は浅草にほど近いミレニアムホール

“ソーベニール・デラ・ムジカ”は2009年、
東京を中心に活躍する演奏家や音楽教室の先生たちで結成され、
正統派クラシックを堅苦しくなく気軽に楽しんでもらおうと、
定期演奏会を中心に活動を行っています。

大人数のオーケストラではなく、写真のように18人ほど。
でもしっかりした音で、圧巻な演奏レベルでした。
団長はチェロですが、チェロ以外はみんな立って演奏するので
これもオーケストラとは違います。
指揮者もいないので、コンサートマスター(バイオリニスト)中心に
阿吽というか、互いの呼吸を合わせてすばらしい音楽を奏でます。
あ! コンサートマスターの高木和弘氏は
東京交響楽団ほか多くのコンサートマスターを歴任してるのですね。
日本弦楽器演奏家協会の代表理事でもあるそうです。失礼しました!

第12回演奏会ということで、この日は「舞踊とラテン音楽」をテーマに
ピアソラ、ヴィヴァルディ、サラサーテ、ストラヴィンスキーの作品を
とりあげていました。

オーケストラと言ってますが、弦楽四重奏形式ですね。
はじめにも書いたように、スタンディングの演奏がメインなので、
からだの揺れとかパフォーマンスの個性とかが良く見えるものでした。

詳しくないので曲の感想がうまく書けないのですが、
わーっ!と音の波が押し寄せるというより
楽器から発せられるうねりが、
ホールの反響も手伝って降ってくるといいましょうか、
ひとり一人の弦の音いろが、絹のような繊細な音の波となって
迫って来るような、不思議な感覚をおぼえました。

自分でライブをするようになってから初めて観たクラシックコンサート。
心地良さに眠っちゃうかと思ったけど、だいじょうぶでした。
そう、ちんすけがクラシックコンサートを観たのは、
シドニーのオペラハウスで 市の交響楽団を観て以来です。
すげーところで観てるじゃないのって?
すみません。途中で寝てしまった記憶があるもので・・・

良い音楽につつまれたひと時でした。
また機会を見つけて聴きたいなと思いました。


団長の横山真男さん、お世話になりました。
また飲みましょうね。

拍手[0回]