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見上げればバナナムーン

ちんすけの音楽とよもやま話のブログ♪

つぶやいてみた空

作詞・作曲/Tiny☆K
2014/07/21  #119


ネット社会・SNSに投げかける問題作!・・・なんて大げさですが
ちょっと考えてみたらいかが? 的なおせっかいを込めています
誰でもいつでも発信できる時代
だからこそ ウワサ話の横流しとかウケウリはどうなの? ってこと

ちんすけなりにオブラートにくるんでますが
思いあたる節々は それぞれおありと思います

そんな肩ひじ張ったことはともかく
ライブで何度も演奏してる ソロ定番曲です
ステージではもちろんギター1本で歌います
でも音源のほうは リズム隊も張りのある 厚めのアレンジにしてみました

かと言って バンドでやりたいということではなく
音を作り込んでみたかったからです


キーは「A」のいわゆる下降コードの出だし
ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のようなテイストで
やるせない感じに
歌詞も あまり字数を合わせないよう ラフにと思ったんですが
字余り字足らずもさほどなく まとまってますね
もっと散らかしてもよかったかも


emojiつぶやいてみた空

なにやら いろいろ ありそでなさそな気配
なんでもありは 公序良俗 あいまい未満で
端からやめときゃ 問題にもならずに済んだのに
すったもんだで 血圧ヒートアップ

鳥はさえずり 高らかに歌うことがすべて
だけど僕らは 口をつぐむことも選択肢さ
無責任なつぶやき コメントはもうやめたら?
少し前に時空(とき)を戻せば 出来ることさ

Uh コロコロ転がっているよ
長く曲がりくねった道を
Ah ホラホラ法螺を吹いてるよ
どこに出しても 恥ずかしすぎて

顔なじみ知り合い かりそめの友だち
いくら探しても どこにも本音は置いてない
それでも いつでもいくらでも 替えはきくのさ
リセットボタン 握りしめて

Uh フワフワ不安な夜が来る
深い静寂(しじま)におぼれてしまいそう
Ah ソロソロお揃いはやめて
声のない言葉 つぶやいてみたかい

夏が来て秋が来て冬が来て
春が来ればまた夏が来て
ぐるぐる廻って この世の輪廻の歯車に
なったつもりが 流されてただけ

自分の中の風来坊が 沸々とアタマを擡げ
辿り着いた処は こんな場所じゃないと
あくせく 歩きつづけるよ 細くあてのない道を


ご覧のとおり つぶやきボヤキです

「少し前に時空(とき)を戻す」とは
ネットなど無い環境に戻す ということ
あくせく あてのない道を行く自分は
やっぱりいつもの「逃げ」の姿勢ではあるんですけどね


何か感じていただければ 作った甲斐があります

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雪の輪舞曲〈ロンド〉

作詞・作曲/Tiny☆K
2006/12/11  #109


ちんすけがライブ活動しているデュオ「ケーちん」で 冬お決まりの定番曲
鈴の音とともに聴こえてくる 深いギターが印象的です


emoji雪の輪舞曲〈ロンド〉

ポケットをさぐれば くしゃくしゃに濡れた切れ端
キミが最後に書いた 「さよなら」の細い文字

襟を立て 寒そうに ギターを弾いてたボクに
まだ飛びなれない 天使が舞い降りて
キズをいたわりあうような ランデブー
素敵な夜になるはずの クリスマス

シンシンと シンシンと シンシンと 雪が舞う
ボクの肩に 髪に こころに 雪が舞う

真白な羽ひろげ くるくると 気を惹くキミは
まだ掛けきれない 魔法を投げ出して
音もたてずに さらけ出す パントマイム
時間が遠ざかるだけの ミッドナイト(ダンシング・・・)

シンシンと シンシンと シンシンと 雪が舞う
ボクの肩に 髪に こころに 雪が舞う
シンシンと シンシンと シンシンと 雪が舞う
キミの指が 頬が 瞳が 見えない。。



もう作って10年以上経っちゃったんですね

この曲はある意味ファンタジーでして 自分では「妄想ソング」と言ってます
最初の2行で「さよなら」の結論を言ってしまい
あとは その妄想的ストーリーを 並べたててます

寒そうに路上ライブしてる男のもとに 白い小さな天使が舞い降りて
気を惹くようなそぶりで踊り舞う
男は その気になったかならなかったか・・・クリスマスの夜を迎えます

天使は実は彼女で たがいに傷心を癒すような関係になったはずが
・・・・結論
ホワイトクリスマスの雪は さぞ湿っぽかったことでしょう

シンシンとシンシンと・・・ のフレーズから曲作りはスタートし
あとは散文のように 言葉が流れてゆきました
ギターは弾きすぎないように
深めのリバーブを効かせたいですが
深すぎると音がぼやけるので その塩梅がキモ

間奏のとっぱじめの1小節は
5度と4度のハモリで入るように 最初考えたのですが
相方から 安定の3度のままが良いと指摘され 普通に3度のハモリにしてます
ここのコードは「Bm7/A」ですが
ちんすけの弾き方(ボイシング)では4度が入ってるのでいいかと・・・
でも微妙な不協和音が強い感じもするので 3度にしてよかったと思ってます

こういうことこだわるんですよ ちんすけってヤツは
聴いてる人には どうでもいいのにね

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○○しました

ちんすけが 影響を受けたミュージシャンを ひとこと表現

ガロ  目覚めました
井上陽水  早起きできました
吉田拓郎  かじりました
かぐや姫・風  食べました

オフコース  租借しました
グレープ・さだまさし  歯を磨きました
アリス  行動起こしました
チューリップ  酔いました

ビートルズ  味わいました
サイモン&ガーファンクル  夢心地でした
アバ  鷲掴みされました
ローリング・ストーンズ  つんのめりました
エリック・クラプトン  突き指しました

大滝詠一  ドライブしました
ブレッド&バター  トーストしました
杉真理・村田和人  着替えました


有名どころしかいませんが ざっとこんなところでしょうか
意味わかんなくていいです
自分的にはよくわかるキーワードなのでemoji

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緊張の音 おしゃれな音 その4

パワーコードとは違うんですよ

「3度」の音を省く話をしましたが
するとこれは「パワーコード」と同じじゃないのかしら?
と思ったあなた うーーーん あってるようですが 違うんですねこれが

パワーコードは 3度の音を弾かず「1」「5」の音のみで響かせるコード
主にロックミュージックで使われるように
力強い ストレートな ガンガン来る音です

ちんすけがここで話しているテーマは「テンションコード」
おっされ~な音とはなんなのか とウンチク述べてるわけです
だから「9」とか「11」が出て来るコードで
たとえ「3」を省く話をしたとしても
パワーコードとは全く別ものです

も一つ言うと パワーコードは「C5」のように「5」を使って表記しますが
一般的なコードとしては分類されてません
「C+5」とか「Cm7-5」とか +-がついてるのは正式なコードなのに です
パワーコードは 弾き方を表した便宜的なもの ということなんですね

ちなみに「C+5」の構成音は「1・3・#5」で
「Caug」と表記して「Cオーギュメント」とも言います
なんか 期待をもって上っていきそうなハーモニーですね
「Cm7-5」は「1・♭3・♭5・♭7」」で
「Cハーフディミニッシュ」とも呼ばれます
こちらは 打ちのめされもぐってしまいそうな感じです

それぞれ載せてみたので 聴きくらべてください

そうそう スマホからはこのリンク見えないみたいなので ゴメンナサイ
パソコンからどうぞ

emojiひとことウンチク・・・
コードでは ルートの調号以外は
「#」を「+」 「♭」を「-」と書くことがあります
たとえば「C#5」とあると「C#」のキーなのか「#5」の音なのか
区別がつきづらいから ・・・だと思うんです


いやぁ コードって ほんとにおもしろいものですね

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緊張の音 おしゃれな音 その3

ギターでは音を省くんです

ピアノは10本の指で 同時に10音以上出せます
ギターはどんなに頑張っても 同時に鳴らせるのは6音ですよね
それもすべての弦を弾かない(弾けない)ことも多い

ですが コードを構成する音をすべて鳴らさなくても
コードを感じられる押さえ方があります


テンションコード「D7(9)」でみてみましょう
「D7(9)」は 「D7」にテンションノート「9」を加えたコードなので
構成音は「1・3・5・♭7・9」

わかりやすく コード表を貼ってみましたよ

左が 元になる「D7」の一番オーソドックスな押さえ方
(音は6弦から↑「×・×・1・5・♭7・3」)
右は 「D7(9)」を下から順番に積み上げた押さえ方です
(↑「×・1・3・5・♭7・9」)
え? 押さえられませんよね ・・・指 届かないです

そこで こんな押さえ方をしてみます

(↑「×・×・1・5・♭7・9」)おおー簡単 解決解決!

あれ? でもこれだと「3」の音がありませんよ
3度の音は メジャーコードかマイナーコードか 調を決める重要な音です
大丈夫でしょうか?

これは「オミット(omit)3」という言い方をするのですが
ふつうは意識しないし 押さえ方はよく使います
「3」がなくても曲の流れの中で メジャーにもマイナーにも馴染むんです
うまい表現じゃないですけど 中性的 とでもいいますか

こういうあやふやが嫌ならば 次の押さえ方はいかがでしょう
(↑「×・1・3・♭7・9・5」)

「D7(9)」すべての音が入ってますね(左)

めでたしめでたし

でもテンションノートではない「5」が 一番高いオクターブ上にあって
嫌われちゃうことも・・・
その場合 1弦を開放弦にするかミュートすると解決します(右)

ただしこの押さえ方だと 今度は「5」がないんですよ
むつかしいなぁ・・・

説明すると 「5」の音は省いても メジャーかマイナーかに影響されず
ほかの音で「補って」コードが成り立つ ということになってるんです

ちんすけにはそれ以上 うまく言えません
試験には出ないので そういうものだと思ってください(←逃げ)

ギター弾きならば こうした押さえ方 自然にやってるんですけど
説明しようとすると 逆にややこしいですね

まとめ!
テンションコードだと「5」は省ける
「3」「♭3」も「調」を意識しなくてよい場合は省ける
両方同時省略はだめですよ あたりまえですね・・・
とにかく 弾いて耳で感じるしかないです


ということで 次回・・・

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