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見上げればバナナムーン

ちんすけの音楽とよもやま話のブログ♪

打ち込みベースは重厚感を出せるか

ドラムスに次いで打ち込みに使われるのが ベースです。

ドラムスとともにリズムのボトムなので、
両者を打ち込みにすると構成やアレンジが立てやすいです。
ただし、ベースはメロディ楽器でもあるわけで、
表現ベクトルがリズムだけじゃないということにポイントがあります。

ドラムスは打ち込みで表現するのに、
強弱とノリを理解していれば 良い音が生み出せるのに対して、
ベースは そこに人間的なゆらぎやブレのようなものまで意識しないと
“ベースっぽい”音にはなりません。
まあそれは、生ベースを追及するならば ということになりますが・・・

テクノ系のように、わざと機械的なベースをやるなら打ち込みはお手の物。
そういう棲み分けで、いまは成り立っていると思われます。


さて、ちんすけはベースギター持ってるし、弾けばよいのですが、
またまた打ち込みにこだわっています。
自分的に 弾くことの一番の問題は、リズム感と運指。
前にも書いたように、ちんすけはリードギターが下手です。
つまりは主に単音で弾くベースも苦手なんです。
アタマの中で鳴らしたいように弾けないのです。
それが現実、だから打ち込みなんです。

消極的に見えますが、
これはこれで良い音作りのそれこそベースにはなってますよ。


ベースの打ち込みでよく感じるのは、重厚感が足りないということ。
さすがに空気を切り裂き 腹にズシンとくる重たさは出せません。
デジタル振動の限度を超えられないからでしょうか。
感覚的に、クラシック音楽の音圧・音量幅が
ポピュラーミュージックの比じゃないことに近いと思います。

少しでも生のボリュームを出すための方法は・・・


実践①:2つの音を重ねる

違う音色のベース音を同時に鳴らして音を厚くします。
これは真っ先に考えることですが、
いろいろ試してみて楽曲に合った音を見つけます。
聴いたときに、ダブるようなディレイな感じがあったら修正します。
一方を作ったら、もう一方をコピペすればわりと簡単です。
同じ音色だと干渉を起こして逆に音が弱まるので注意。


実践②:別の音を足すまたは換える

①に似てますが、これはここぞという強調したい箇所向けでして、
音を太くしたいところにオクタープで加えたり 別の音色を加えます。
チョッパー風にしたい時は、サンプリング音(本物の音)を使います。
これは『見上げればバナナムーン』のBメロで実践しています。
※左上のリンクから曲をお聴きください


実践③:ベース以外の音色を使う

これも『見上げればバナナムーン』で実践してるのですが、
この曲のベース音色は実は「ミュートギター」です。
偶然使ってみて良かったので本番でも使ってますが、
アタックのチョイ遅れるところとかが指で弾いたようにイイ感じです。
さきほどのチョッパー弾きの箇所では、
アタックが遅れるのはカッコ悪いので 修正して使ってます。
ほかにクラビネットやエレピなどの鍵盤楽器や、
管楽器の音色でベースをやらせるのも面白いです。


ちんすけのソフトはあまり音色をいじれないので、
音色いじって具合の良い音が作れるのであれば
それに越したことはないですけどね。

重厚感を出すのに どうしても打ち込みは弱いでしょうけど、
聴感上の表現バリエーションでは 生以上の可能性があると思っています。

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横になったままの砂時計、寄りかかったままのヤジロベエ。



作詞・作曲/Tiny☆K
2012/10/21  #115


君がいなけりゃ僕は 何も出来ないダメ男さ
料理は目玉焼きだけ 靴下の在処も知らない

根性ナシ 甲斐性ナシ 主体性ナシ
長いモノには 巻かれるタイプ mm・・・
なぜ君は こんな僕を 好きになったの?
役立たずの ギター弾きなのに

横になったままの 僕は砂時計
起こしてくれるのを 待ってるだけ

いつまでも この暮らし 続けてゆこう
時に迷い つまずきもあるけど mm・・・
傍らに いつも君がいてくれるから
ハズレくじも 当たりに変えるさ

寄りかかったままの まるでヤジロベエ
気まぐれにゆらゆら 漂うだけ

横になったままの 僕は砂時計
気がつけばどちらかに 流れてる

寄りかかったままの まるでヤジロベエ
気まぐれにゆらゆら 漂うだけ

 

タイトル長いので「スナヤジ」と呼んでます。
ダメ男の歌ですが
本人は決して長いモノには巻かれないし、家事もやります。
自分のことをまっすぐに書く人なんていませんよね。
でも根性、甲斐性、主体性は無いかも・・・

タイトル通り、砂時計なのに横になって動かず、
ヤジロベエのようにどっちつかず。
でもココロは I love you という感じでしょうか・・・

曲全体に、
沖縄で云う「なんくるないさ~」のゆるさが漂い、
現実とフィクションの狭間で ゆらゆらとよくわからない曲になってます。

曲の基調は「メジャーセブンス」コード多め、
弾く難易度・高しです。

イントロのコード進行は・・・
AM7(9) <AM7 - AM7(9) <AM7 - D6(9)/A <DM7(9)/A - D6(9)/A <DM7(9)/A
-
 Bm7(9) <Bm7 - E7(-9,13) <E7(-9) - AM7(9) <AM7 - AM7(9) <AM7
(<はシンコペーションを意味する)

バカですねぇ よしてよこんなコード。
実はこれ 6th とか 9th がメロディを担ってるんですね。
だから表記するとこうなっちゃう・・・
押さえ方自体はやさしいのですよ。やってみてください(やらないって!)

この曲も出来て4年くらいたってから まともに弾けるようになりました。
・・・さっき やさしいって言ったじゃん!?
それは、後半がもっと難しいからです!(ヤバいよ ちんすけ)
ジャラ~ンとストロークで弾き流すのを考えましたが、
近ごろは 指ではじくようにして弾いています。
・・・なんていう弾き方か わかりません(ダメだこりゃ)

リードギター弾いてますが、
OKテイクまで 相当時間かかった記憶があります(遠い目)。

いろんな意味で、だいじょうぶか?ちんすけ。

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何もないけど区切りの25周年

花粉に悩まされる陽気も時おり感じられる、3月になりました。
ここで2月なのか3月なのか悩むのが 4年に1回しかない2月29日。
実はこの日、わたくし ちんすけと、カミさんの結婚記念日であります
それも1992年の2月29日がその日なので、
なんと25年目「銀婚式」ではありませんか!!

しかしながら 表だっては何もなく
当人たちも何もせず、普段通りの一日を過ごしてしまいました。
カミさんは当直で居なかったですし・・・

イベントはお互い考えないタイプなのでそれはそれでよいのです。
ちんすけは内緒ですが、プレゼントを差し上げましたけどね。


ところで今年は ウチのお子たち二人とも就職が決まり、
学業を終えて、社会人になるという、
こちらのほうが よほど感慨深いひと区切りとなりました。

むすめは学校を入りなおしたり 紆余曲折しながらも、
歯科衛生士として 歯科クリニック勤務へ。
むすこは、大阪に本社がある企業に入ったので、
配属先が決まるまで しばらくは大阪住まいで研修、
その先も関西方面の可能性ありです。

子どもたちを 独り立ちさせるということは
育てることの最終目標だと思っていましたので、
これで肩の荷が下りるような気持ちでいます。
あとは当人たち次第、
せいぜい荒波にもまれて、でも楽しんで生きていってほしいです。


さぁて すっきりしたので
音楽の波に飲み込まれましょうかね・・・emoji

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ご当地「ぽん酢」をお取り寄せ^^

実はぽん酢好きなちんすけ
鍋はもちろん、餃子、から揚げ、大根おろし、サラダ・・・
いろいろ使います。

今回は ほぼ衝動買いで博多、土佐、下総、美濃のぽん酢をゲット。

これで4月まで持つかな??

宣伝じゃありませんけど
醬油や味噌と同じで全国にいろんなのがあって、
探すと面白いですね。
ビッグメーカーあり、小規模手作り製あり、味もゆたか。
今回以外で好きなのは
高知・馬路村のゆずぽん酢 と、沖縄・大宜味村のシークァーサーぽん酢
どちらも現地で確認してまっせーー!

でも現地に行かなくても即取り寄せられる現状は、ありがたいです。
ポチっとすれば、翌日に届いちゃいますからね。

というわけで、まずは博多ので鶏の水炊きでも食べましょうかね。

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緊張の音 おしゃれな音 その10

弾いて音を聴いてコードを見つける


ある程度コードをおぼえたら、響きの良い音を探して和音を組み立て、
それは何というコードなのか と逆にアプローチしてみると、
コード展開やギタープレイの幅がぐんと広がります。
ちんすけは 40歳過ぎてライブ活動はじめてからは、
そうやってコードをおぼえていきました。

やれテンションコードだ、おしゃれ系だと言ってますが、
ややこしい理論でなく、音の重ね方がその場所にフィットすれば良いわけで、
コードネームは後付け・・・そう考えるんです。


たとえば「A」コード系。

「AM7」や「A7」も並べましたが、この辺はあたりまえに使いますよね。

この基本形に音を一つ足したり引いたりしてみると・・・

いろんなテンションコードが出てきました。でも押さえ方は簡単です。
指一本で一ヶ所押さえるだけで、めんどうなテンションコード クリアです。
オール解放の「A7sus4(9)」も実際に使ってますよ。
開放弦をうまく使ったり、押さえ方をちょっと変えるだけで、
使えるテンションコードが増えます。


もう一つ、コードの構成のわかりやすい例を紹介しましょう。

「E7sus4(9)」「Bm7/E」「Bm7(11)」

この3つのコード、共通点は何でしょうか?
それは どれも押さえ方が同じ(=構成音が同じ)ということです。
これらは曲のつなぎや転換の時によく出て来るコードたちですが、
キーによって、また、音の意味合いによってコード名が変わるんです。

「Bm7/E」は「Bm7」にベースを「E」で弾くという「ベースノート」付き。
この「E」の音は「Bm7」にとって「11th」なので
ベースノートがテンション音だという言い方もできます。

「Bm7(11)」は5弦がルートなので実際には6弦は弾かないと思われます。

「Esus4(9)」は(イ)の時のみコードネームが「E7sus4」になりますが、
この押さえ方で「Bm7/E」「Bm7(11)」もだいじょうぶ。
簡単な押さえ方なので 効果大きいと思いますよ。


ギターコードやテンションのことをおぼえる早道は
コード表とにらめっこではなくて、
とにかく押さえて、弾いて音を聴いて、感覚を磨くこと です!

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