緊張の音 おしゃれな音 その2
テンションコードをどう読むか
本でもいろんなサイトでも 「テンション」の項目を見ると
めちゃくちゃ難しいことが書いてあります
難しい理論は好みでないですけど ちょこっと必要なことだけ説明します
コードは基本音(ルート)から3度ずつ積み上げるというルールがありまして
ルート=Cで説明すると
C D E F G A B C D E F G A B
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
→オクターブ上
Cコードは構成音が「1・3・5」 ・・・いわゆる「ド・ミ・ソ」ですね
マイナーコードCmだと 「1・♭3・5」と真ん中の3が半音下がります
C7コードは「♭7」が加わり「1・3・5・♭7」
CM7は「1・3・5・7」C6は「7」が「6」に換わって「1・3・5・6」
(コード表記上 m=マイナー M=メジャー です)
このように3音ないしは4音で構成され かつ
1オクターブ以内にある音で構成されるコードが基本のコード
つまり「8」より上 「9」「11」「13」が「テンションノート」です
「8」「10」「12」「14」は1オクターブ下と同じ音なので
テンションノートにはなりません
さてテンションコードの表記ですが 「C7(9)」「C9」 よくありますね
この二つ 意味が違うのでしょうか?
実は「C7(9)」も「C9」も「1・3・5・♭7・9」で 同じコードなんです
テンションコードでは7度(♭7)の上に積み上げていく という約束があって
「♭7」が必ず存在するので 表記を省けるというわけです
例外は「C6(9)」「Cm6(9)」で
これは上にも書きましたが 「7」を「6」に置き換えているため
「♭7」が存在しません
「♭7」が無くて 単に「9」の音を足す「1・3・5・9」の場合
付け加えるという意味の「Cadd9」という表記になります
つまり「C9」と「Cadd9」は別のコードです
ギター弾くとき「♭7」があるのか無いのかは 気にしないことが多いですが
ほんとうは別モノということです
ギターだと 一度に出せる音数が6音以下なので
メロデイの中であまり目立たない「♭7」は省く という考え方なのでしょうか
でもコード鳴らすと あきらかに印象違いますよ
なんか だんだんめんどくさくなってきましたね
次回は 音を省くという技 お話しましょう