緊張の音 おしゃれな音 その9
こいつは狙った「オール9thコード」の曲♪
ちんすけのオリジナル曲「ゆらぎモデラート」。
この曲を作るにあたって 自分に強力なミッションを課しました。
それは「すべてのコードを9thコードにせよ」というものです。
自分で言ってるだけなので、別にできなければやめちゃえ
くらいな気持ちではじめましたが、
実際に全部のコードに9thを入れて完成させました!
聴ける方は 聴いてみてください。
「ゆらぎモデラート」はリンク先の下のほうにあります。
http://www.muzie.ne.jp/artist/a010494/
解説します。
この曲 前奏、Aメロ、間奏は基本 Am7(9) - Emadd9 のくりかえし、
キーはEマイナー(ホ短調)です。
途中つなぎでEm7(9)が入ります。
Bメロでは Cadd9 - Gadd9 のくりかえしとなり、
キーはGメジャー(ト長調)です。
そしてBメロの途中から盛り上がっていき、次のコード進行が出てきます。
Dadd9 - Cadd9 - B♭add9 - Am7(9)
ここはベースラインが D - C - B♭ - A という順次下降で、
1音ずつ下がりながら最後に半音下がってマイナー(短調)に落ち着きます。
この曲は短調なのですが、途中から長調に変わって最後に短調に戻るという、
説明するとめんどくさい構成になっているんです。
このコード進行を 鳴らしてみましょう
<omit3>のコードが出て来るので、
メジャーかマイナーかがあやふやになってるんですね、今わかりました!
・・・それはともかくとして
9thの入ったコードばかりだと、おしゃれというよりも
「ふわっと」した 何ともつかみどころのない感じの曲になってしまう・・・
そういうメリハリのなさを
曲の前半をマイナーに、後半をメジャーとすることで回避できました。
さらに、ギターをカッティングでミュート奏法することで、
緊張感も出せています。
まあ作ったときは深く考えてませんよ。
みんな後付けですから・・・