海からの風~ぐるっと旧江戸川~ちん散歩
どこかで聞いたようなタイトルですが、
江戸川区にある自宅から、千葉県側の旧江戸川沿いを歩いてみました。
およそ2時間半、歩数1万4000歩、歩行距離10.5kmの“ちん散歩”です。
カミさんとムスメっこがたまたま休みの日が重なり、
上州牛を食らいに日帰りバスツアーに行ってしまったので、
ライブ活動で金欠気味のちんすけは、仕方なく歩きに出かけました。
京葉道路から南の東京都・千葉県境にかかる橋は、
今井橋、浦安橋、舞浜大橋と これだけで、
実はなかなか行き来が出来ない状況です。渋滞しますしね。
しかし、徒歩&二輪ならば通れるところがあって、
それが江戸川水閘門(えどがわすいこうもん)です。
ちん散歩、まずは篠崎街道を北上し ここを目指しました。
瑞江の自宅から徒歩30分、同じ篠崎地区でも遠いです。
水門はわかるけど、こうもんって ひびきよくないし なんでしょ?
簡単に言うと、水位の違う河川を行き来できるようにした水路。
あれですよ、パナマ運河みたいなやつ。わかりますね。
規模は小さいですが、ここ旧江戸川にあるんです。もちろん現役。
地元の名をとって「篠崎閘門」とも呼ばれています。
江戸川放水路を作ったときに、水門と併設する形で作られました。
なるほど、水門を閉めたらここで水位調整を待つのですね。
両側は桜がきれいだとのことで、も少し早く来ればよかったです。
閘門~水門を渡り切ると千葉県側。
ちんすけは こちら側にも4年間住んでたことがあり、
この先は懐かしい地域です。でも川沿いは歩いたことなかったんですよ。
15分ほど歩くと常夜燈です。
ここは昔から来てみたかったのですが、公園として整備しちゃいましたね。
航行する「行徳船」の目印みたいなものです。「日本橋」って書いてあります。
もっと大きいかと思ったらそれほどでもない・・・
こうやって囲ってあげないと寂れちゃいそうですもんね。
ずーっと4kmほど堤防沿いを歩けます。
続いてあったのは行徳河岸旧跡と湊水神宮。並んでます。
水神宮と一緒に写っているのは「押切水門」。
この地で興味があったのが「橋」が出来そうかどうかということ。
それは、都県をまたぐ橋をこの場所に作るという計画が昔からあるからで、
ここに作れば行徳と瑞江は車で3分ほどで行き来できるようになります。
東京側はここ10年くらいでようやく道路を整備しましたが、
千葉側はまったく出来てませんね。整備の兆候もありません。
こうした旧跡があったり、老舗があったりもするので、調整つかないのかも。
まあそれはそれで 便利すぎなくてもよいかな・・・
対岸の地元江戸川区が間近に眺められます。
煙突は江戸川清掃工場。
もう1枚には、遠く針のように東京スカイツリーが見えます。
プレジャーボートや屋形船がたくさん。
ほどなく今井橋が見えてきました。
今井橋のたもとに今井の渡し旧跡があります。
ここも案内板だけで何もありません。
ちょっと残念な気分のまま 今井橋を渡ります。
東京都に戻ってまいりました。
歩き疲れたところに、階段と急な坂道がこたえます。ふぅ・・・
東京側に入ればもう地元。
このあたりは「今井」なのですが、地名としては残っていません。
「鎌田」も施設や学校名などには残っていますが、今は「江戸川区江戸川」。
そのむかし、都営新宿線が通る前の「瑞江」は
湿地帯と蓮沼ばかりの土地に、どでかい水道タンクと自動車教習所だけが目立つところだったそうです。
今井自動車教習所は、うちの子供たちもお世話になったなぁ・・・
そんなことを考えているうちに、瑞江駅です。
以前所属してたバンド「ザ・DANNA」の
『江戸川ブルース』という曲の一節が頭をめぐりはじめました。
♪ヤマイチあたりで恋をして
篠崎公園ふらついて
ライフあたりで傷ついて
一人泣いた 瑞江駅
プッ!(笑)
♪ああ 江戸川に 釣り糸 垂らしても
ああ いつの間に エサだけ取られてる
ハゼさえ 釣れなくて
つれない恋と掛けてます。
ああ 今はハゼ 釣れるかもね・・・
なんなんだ この〆は!?!?
おしまい。