“ウラ打ち”出来ますよね?
ライブコンサートでもカラオケであっても
生で音楽を聴くとき自然と手拍子が出ることがあります。
自分たちも心地良いし、演奏者も気分が良いものです。
さてこの手拍子“ウラ打ち”ちゃんとできますよね?
曲はだいたいが4拍子。
その1拍めと3拍めに手を叩くのがオモテ打ち、
2拍めと4拍めに手を叩くのがウラ打ちです。
ポピュラーソングではウラ打ち曲が多いです。
ところがニッポン人はウラ打ちが苦手でした。
理由は簡単
ウラ打ちの音文化が無かったからです。
だいたい手拍子をする音楽というと 民謡、童謡、演歌・・・
みんなオモテ打ちなジャンルばかり。
だから年齢が高い人ほどウラ打ちが苦手です。
文化に無い、いや経験がなかったからです。
具体的にはちょうどワタシら世代が境目ではないでしょうか。
若いころに流行っていたフォークやニューミュージックは
ウラ打ち曲とオモテ打ち曲が混在していました。
これは悪い意味ではなく、両刀使いだったのです。
ただしライブコンサートに行くと
これはウラ打ちでしょという場面でも
オモテ打ちになってしまうことも多かったです。
典型的な例を挙げますよ。
アリスの曲で「青春時代」というのがあります。
この曲サビでは思わず手拍子したくなるのですが、
ライブではオモテ打ちするお客さんがほとんどです。
しかし実はあれはウラ打ちのほうがノリが良くなるんです。
つまりはここが分かれ目。
ウラ打ちとノリは表裏一体
洋楽がほとんどウラ打ちばかりなのはノリのためです。
たしかに日本の昔の曲はマイナー(短調)曲が多くて
ノリなんて関係ないですからね。
音仲間のみなさん、この辺りは大丈夫ですよね?
もうひとつこういう例があります。
同じくアリスの堀内孝雄の曲で「君のひとみは10000ボルト」
この曲のサビでは演奏をやめて
会場のお客さんとともに手拍子だけで歌うという部分があります。
ここの拍子ですが・・・
タン ✕ タ タン ✕✕ |タン ✕ タ タン ✕✕ |
このカタカナのところで手を叩くと実はイモです。
しかしこれが圧倒的に多い
✕で叩くとノリが良いことわかりますよね?ね?
若い人たちは始めっからこういうことは身についてるはず・・・
どっちでもいいじゃん なんて思わないでください。
リズムの基本でもあるんですから。
さあこれからはカラオケでもウラ打ちリズムですよ