ミッシェルは凄い♪
ミッシェル(Michelle)
ビートルズ(The Beatles)の人気ランキングで
常に上位に入るバラードの名曲です。
気まぐれに弾いてみたくなり、コードなどを調べていると
面白いことがワサワサと出てきまして、
曲のなりたちや構成からコード・ボイシングまで
なんとよく練られた複雑怪奇なワザが使われているのか!
と打ちのめされました。
ビートルズだから細かく語りつくされていて
初めて知ることなんてないでしょうけれど、
その凄ワザたちを、ワタクシなりに取り上げてみました。
初級編☆
その1
ミッシェルを含むアルバム『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』は
1ヶ月足らずで全14曲レコーディングされたのですが、
スタジオに入った時点では なんと録音できる曲が
1曲も出来ていなかった!といいます。
え? それでいて音楽史に残るような名作たちを生みだしたのか!?
若き才能が溢れていたのでしょうね。
その2
歌詞にフランス語が使われている ビートルズ唯一の曲です。
はい、知ってましたね。
歌い出しの Michelle, ma belle は
「ミッシェル、僕の愛しい人」てな感じでしょうか
この「Michelle」と「ma belle」
韻を踏んでますね。
はい、おしゃれです
中級編☆☆
その3
イントロと同じコード進行が
サビ後半とコーダ(エンディング前)に出てきますが、
そのメロディがコーダでは低めの音域で展開され、
曲を落ち着かせるようになっています。
同コード進行・異メロディのおしゃれ方程式です。
その4
そのイントロ、サビ後半、コーダのコード進行は
いわゆる下降進行(クリシェ)になっていますが、
ベースラインはルート(根音)でなくメロディとも違うという、
どうしてそのアイディアが出たの? というくらい
難解で画期的なワザです。
それでいてアンサンブルとして聴くと落ち着くという不思議さ。
ポールは凄いやつだ!(わかってるって)
↑
この説明を上手に坂崎幸之助氏が解説してますので
ご覧ください(0分45秒~)
アタマがごちゃごちゃになってきたので ここでおしまい。
初級、中級とくれば 上級編もあるのか!?
乞うご期待!!