忍者ブログ

見上げればバナナムーン

ちんすけの音楽とよもやま話のブログ♪

ゆっくりと風を待つ

作詞・作曲/Tiny☆K
2014/11/16  #121


スマッシュヒットソングみたいなのも作ってみたいなと思い、
頭サビ(サビトロ?)で作ってみました。
いわゆるバンドサウンドですが、ギター音色含め オール打ち込み
エレキの“なんちゃってフィードバック”も入れてます。
2年くらい前に打ち込みしたものなので、
今聴くとちょっと音が甘いというか、やっぱり「入門ソフト」的な音ですね。
でもひと昔前を考えれば これでも十分に良い音です。
曲のイメージを伝えるには事足りてます。

ちんすけの曲の中で、一番のお気に入りと言ってくれる方がおられるのですが、
残念なことに、ライブではほとんどやっていません。
バンドサウンドということもあるけど、
コーラスワークも欲しいし、イメージ的にもソロでやるような曲ではない。
アレンジを劇的に変えれば なのでしょうけど、どうですかねえ・・・

まあいいんじゃないでしょうか。
すべてが歌いやすいわけじゃないし、すべてがお気に入りでもないですから

中学時代から曲を作ってますが、
出来に関しては 思えば当時はひどかったものです。
というか 簡単に作って、ハイ出来上がり。
全てに力を注いでるという感じではなく、完成度にムラが大きくありました。
作るペースも早くて、高校2年時には30曲以上作ってます。
作り捨てる感じでしょうかね。

人に聴いてもらうために作ってるはずですが、
自分の甘さや経験の無さまでもが 歌に出ます。

今その時の曲で歌ってるのは、たったの1曲。
それもアレンジをガラッと変えて・・・
いまの自分の感覚とズレてるんですよ。こどもですしね。

ひきかえ、ライブをはじめた40代以降は
1曲1曲を大切に作ってるので、ほぼ全曲ライブで歌ってます。
そういいながら、この『ゆっくりと風を待つ』は
ちょっといい子ちゃんぶってるというか、さわやかさを狙いすぎというか。

ということで、曲の紹介というより エクスキューズですね、これ。

YouTubeと歌詞を載せてお茶を濁しましょう。
わ! ちょっとはずかしいなぁ・・・・・

ゆっくりと風を待つ


ゆっくりと春を待つ 心が解けだしてゆくから
ゆっくりと君を待つ 遅すぎたかもしれないけど
ゆっくりと風を待つ 思いを届けてくれるなら
南向きの 窓をたたいて

ほんの少しズレてる お互いの目指すその場所が
日々を重ね 流れに身をまかせるだけなら 良かったのに

ショーウィンドーのディスプレイ 季節の移ろい
知る手がかりは それくらいで
「身の丈で生きなよ」 誰かにさとされ
急がずに進むことを 覚えた

ゆっくりと時を待つ 答えはすぐに出せないけど
ゆっくりと波を待つ 悪いことばかりじゃないから
ゆっくりと風を待つ 願いを叶えてくれるなら
明日行きの ドアをひらいて

なけなしの My Heart 移り気なくせに
ありもしないことにつまずいて
水を得た魚のようにはいかないけど
少しずつ泳ぐことを 覚えた

ゆっくりと時を待つ 答えはすぐに出せないけど
ゆっくりと波を待つ 悪いことばかりじゃないから
ゆっくりと風を待つ 願いを叶えてくれるなら
明日行きの ドアをひらいて

ゆっくりと春を待つ 心が解けだしてゆくから
ゆっくりと君を待つ 遅すぎたかもしれないけど
ゆっくりと風を待つ 思いを届けてくれるなら
南向きの 窓をたたいて

拍手[1回]

PR

じわじわと来るんです。

大型連休の初日でございますが、
いつもどおり しょぼくれて朝起き、一人でトーストを焼いてかじってました。
おお、でもきょうは、大阪勤務のムスコが初帰省して来る日ではないですか。


昼過ぎに帰ってきました。

前と変わらずやせっぽちで、でも心もちシャキッとしてる感じ。
それで嬉しいことに、誕生日祝いだと言って
ビールを買ってきてくれました。初任給でね!
じわじわ来てしまったじゃないのーー(嬉喜)

新人のくせに9連休だというのがビックリですが、
せいぜいの~~んびりしていってくださいな。

ということで、今日はカミさんがいないから
ちんすけがウデによりをかけて・・・・あまりかけませんが
料理ふるまおうと思います。
大阪の話 聞かせろよな!!

明日は全員いるので 寿司でも食おうか・・・と
回る寿司ですよ もちろん!


ビール、もう飲んじゃったもんね グビビビ・・・・
昼間っから

拍手[1回]


緊張の音 おしゃれな音 その14

つなぎとラストに響けよ6th♪ 


ジャズだと「C」とコード表記があったら「CM7」か「C6」で弾くという
暗黙のルールがあるそうですが、ポピュラーではさすがにそんなことはなく、
それぞれ使う意図でもって使い分けてます。

ちんすけの曲でブログタイトルにもなっている『見上げればバナナムーン』は、
いろんなワザ、というか仕掛けを盛り込んでいまして、
M7thや9thのほかにも 6thを効果的に使っています。

どこかといいますと、この曲のキーは「F」ですが、
ジャズルールで触れた FM7 - F6 を使うことで「F」を表現しています。

実際に弾くときは1弦と5弦をミュートしてる(弾かない)のでこうなりますが、
Fだけで通したり、F7を入れるより、ゆらぎ感、ふわふわ感、増量です。。


つぎに、曲終わりに6thを持ってくると効果的になる例です。

ライブの時にある人から
「終わりのコードいいねえ」と言われたことがありました。
それは、『ぶらん-にゅう』という曲の最後にかき鳴らすコード G6でした。

A♭ - D7 - G6 と おしりをGではなく G6にするのです。

なんかいい感じでしょ? まあ常套手段ではあります。

もうひとつ、『ポーカーフェイス』という曲では
Bm7 - E7 - A - A6(9) と、あえてAに行ってから A6(9)で締めてます。

6thに9thも鳴らして、さらに浮遊感のあるエンディングになりました。


1オクタープ12音で 3つ以上音が重ねられてコードが作られますが、
隣同士、つまり半音同士が同時に鳴るコードだと 音が濁って感じられます。
そういったことから、バロックなどクラシック音楽では
CM7は不協和音とされてた時代もあったのだとか・・・
かわりに C6が多く使われていたそうですよ。

現代のポピュラー音楽では「おしゃれ」だと言って CM7普通に使ってます。
音楽は人間の感覚で成り立っているので、
とらえ方は時代や地域によってかわってくるものなのでしょうね。
ジャズなどは 目いっぱいテンション音=不協和音鳴らしてますもんね。
好き嫌いがはっきりしてる音楽ですし。

ちんすけは、音楽は刺激的であるほうが 興味をおぼえます。

拍手[0回]


緊張の音 おしゃれな音 その13

上昇志向なコードはおしゃれになれるし 緊張感も出せる♪

何のことかと申しますと、すでにこのブログでは使ってますが、
コード進行の定番というか 王道というか、下降コード進行というのがあります。

たとえば
C→Em/B→Am→Am7/G

音を聴けば「ははぁ~ん」と一発でわかりますね。
ベースラインが1音ずつ下がっていくアレです。

もうひとつ
Am→AmM7→Am7→Am6

こちらは同じルート(根音)の内側の音が半音ずつ下がっていきます。

展開としてはどちらもわかりやすくて聴きやすいと思います。
こういったコード進行をバラード進行とか カノン進行とか クリシェ進行とか
名前がついていて、「小室進行」というのまであるようですが、
そんな言葉をおぼえるのは面倒なので、
ひっくるめて 上昇進行・下降進行といたします。
上がるか下がるか ですね。

ということで、ここからは上昇コード進行のお話をします。


身近なところで ちんすけがやっているギターデュオ“ケーちん”の
相方・ケーシンが作った曲に良い例があるのでみてみましょう。
あ、身近なのは自分だけですね。曲知らないですもんね・・・

『肩越しの貨物船』という曲、そのBメロです。
C→C+5(=Caug)→C6→C7

Cコードの「5」音「ソ」が半音ずつ上がっていきます。
なんとなく不思議な、これから何かが起こりそうな感じがしませんか?
aug(オーギュメント=+5)という音は とくにその先を期待させる音ですね。
Bメロに使われているということは、
Aメロからサビに向かう大切なつなぎ役を担ってることもあります。

この曲には聴きどころがたくさんあって、転調してるようでしてなかったり、
ちんすけが使わないような意外なコード進行が出て来たり
でも意図がしっかり通っていて、おしゃれ以外の何物でもない・・・
さすが相方なのであります。
二人ともこういう曲作るから「おしゃれ系POPS」を名乗っています(笑)。


さて 例その2ですが、ツイスト・世良公則のヒット曲『燃えろいい女』です。
その出だし イントロのコード進行
E→Esus4→Em(-5)→E

Eコードの「3」音が半音ずつ上がってゆく上昇進行。
3つ目のコードは3弦を3フレッドに移動するだけではもろに不協和音なので、
Edimとしたほうが理論的にはあってますが、ロックですからね・・・
sus4(サスペンデド・フォー)、 -5 もしくはdim(ディミニッシュ)
2つのコードで、ざっくりと粗削りな感じが出せて効果的です。
上昇コード進行は同じおしゃれでも、下降よりも緊張感が高そうですね。

こんなふうにテンションコードやコード進行は、
曲のイメージに大きくかかわっています。
昔の唱歌や童謡も、コードを付け替えると
カッコよくなったりおしゃれになったりしますよ。

オリジナル曲やライブでやる曲の、アレンジの愉しみでもあるんです。

ではなつかしい『燃えろいい女』を置いておきます。

拍手[0回]


ライブレポート♪ 2017/04/20

4月20日(木)HOTコロッケ(都営新宿線・瑞江)
「Myらいぶ」mini(定例オープンマイク)

今月も定例オープンマイクの日に歌ってきました。
ちんすけのほかに、マッキーさんしるくさんがエントリーしていたので
ゆったり3人回しで行こうかと、試運転&普段やらない曲 用意したのですが、
酔いどれブルースシンガー・平さんが登場。
カップルのお客さまもいらしたので ちと真剣ライブモードにシフトしました。

このカップルのお客さまが「くせもの」で、なんと母ムスコの親子だった!!
息子に年齢を聞くと 29歳。こちらも若く見えます。
え? てことはこのお母さまは!?・・・
そういう年齢には到底見えない ロングヘアーの素敵な女性。
ボクらはビーーーックリしました。

近ごろ巷を賑わしている 痛すぎ「自称38歳」とは違います。
若々しくて 二人でいると夫婦か恋人同士にしか見えない。
よく娘と姉妹に見られるという話はあるけど、息子とですからね。これはすごい!
ちなみにピアノの先生をやっているそうで、
HOTコロッケがオープンした頃以来 久しぶりの来店とのこと。

とまあ驚いたのはまだその先もあるのですが・・・

ロックミュージシャンだという“若い”息子は、ギターで歌いピアノを披露。
なかなかの片りんを見せてくれました。

あまりにも驚いたのでページを割いてしまいましたが、ライブレポ続けます。


マッキーさんとは 以前一緒のバンドをやっていた仲。
ビートルズとオリジナル中心にいつもながらの弾き語りモードで、
テンポは速めくらいのほうが調子が良さそうです。
ここ3年くらいに作った曲のCDをいただきましたが、年々作るペースが速い。
2014年と15年は4曲ずつ、2016年は11曲作って、
今年もすでに11曲出来てるって。
去年今年と1曲も作ってないちんすけは あっけにとられました。
聴いてみると どれもしっかり作られていて良曲多し!

ライブ後半のほうで S&Gの『ミセス・ロビンソン』
オリジナルの『Darling Season』をセッションしたら、とてもいい感じでした。
たまには二人でやりますか?

平さんは久しぶりのご対面。相変わらず のらりくらりといい味です。
下ネタ系はこの日はあまり出さなかったけど、時事ネタは面白かった。
彼が言ってたけど、同じ弾き語りでもみーーんな毛色が違って面白いね と。
そう、似てるようでみんな違うオリジナリティがあるんです。

しるくさんもいつも通り、昔のフォークでせめてきました。
解散した知り合いの男女ユニットが歌っていた曲をカバーしたときは
懐かしい記憶がよみがえりました。


さて、ちんすけこの日のセットリストを・・・


emojiちんすけ
emoji
1.SUMMER VACATION(村田和人・竹内まりや)1984
2.ウイスキーが、お好きでしょ(杉 真理)2009
3.ぶらん-にゅう 2014

emoji
4.ささやかな記憶の涙に 2014
5.恋(星野 源)2016
6.あじさい色のあいつ 1978

emoji
7.リズム♪ 2005
8.南篠崎二丁目から 2004
9.見上げればバナナムーン 2015


ギターコードを弾くことで絶妙なハモリを入れてくれる
「ハーモニー・シンガー」というエフェクター、この日も使いました。
『SUMMER VACATION』では生きますね、デュオ曲だから。
はじめましての方へと『ウイスキーが、お好きでしょ』を急きょやったのですが、
ダメですね、ちょっとは確認しとかないと。ミス多かったです。いかんいかん。

古いオリジナル曲もだいぶやりました。
『あじさい色のあいつ』は高校時代の作品。
作詞は同級生だった男。Facebookでつながってますが、卒業以来会っていません。
ときどき呼び掛けてるのですが、ライブ来てくれないかなぁ・・・

『リズム♪』は実はマッキーさんとのユニットで歌うつもりで作った曲。
ちんすけが「ケーちん」始めたので そちらへシフトしちゃったのです。
今回初めてこの話を本人にしました。こんどやりますか?
『南篠崎二丁目から』は、ちんすけがフラワーショップをやっていたころの曲。
これまた 懐かしい・・・


このあと5月には「ケーちん」が控えてますよ。
おたのしみに!

拍手[0回]