緊張の音 おしゃれな音 その7
おしゃれな音をひも解くと・・・
さて、テンションコードの話をしてきましたが
ちょいちょい顔を出す「おしゃれな音」にスポットを当ててみたいと思います。
もっとも簡単におしゃれな音を出す方法として
「メジャー7thコード」を弾くのと、「9th」を足すことがあげられます。
うぅ~~ん イイ響き~♪ ちんすけの大好物です!
おしゃれ系の大統領、メジャー7th(M7)コード。
中性的な響きというか、ふわーっと何とも言えない柔らかさが感じられます。
M7をテンションに含める理論もあるようですが、
ここは コードトーンに含めておきましょう。
そして更なるおしゃれな音「9th」。
簡単なコードで確認してみましょう
「A」と「Aadd9」です。「9th」活きてるでしょ?
「A7」と「A7(9)」も。
「A」は高いポジションでやってみました。
このほうが、コードの成り立ちまでよく見えますよね。
んんん~~ さらにおしゃれ度 アーーップ!!
ここで注目は、テンションの「9th」が和音の内側にあること。
おや? テンションノートはコードトーンの7度より高い音だったはず・・・
音楽理論だと「テンションはコードトーンより上の音」と説明されますが、
一定のルールを満たせば下でも上でも、どこで弾いてもいいんです。
一定のルールは何かというと 説明が面倒なのでやめますが、
要は音が濁らなければオッケーなんです。
ザックリ言って、「9th」は「2nd」と同じに考えてもよいけれど、
「11th」や「13th」は「sus4」や「6th」のコードとの兼ね合いで、
同じというわけにはいきません・・・などあり、
ここが理論の難しいところです。
例に出したコードの押さえ方は、
ベース音(=ルート)とほかの構成音とが1オクターブ以上離れており、
音がぶつからないので 綺麗に聴こえるといえます。
1オクターブの内側でで弾くことを「クローズドボイシング」と言い、
テンションの基本通り外側で弾くことを「オープンボイシング」と言います。
鍵盤楽器だとよく出てくるコトバです。
ギターだと一度に出せる音が少ないので、
ほとんどクローズドボイシングにはなりません。
とにかく自分の耳で聴いて、心地良ければいいのです。
おしゃれな音の話、まだ続きます。。