ルールを変えるだけでなく
大リーグ(MLB)で「敬遠」を申告制にして
「4球投げずに歩かせる」というルールを導入しそうです。
また、ストライクゾーンの変更も併せて行おうとしています。
「試合時間短縮」だといいますが、果たしてそうでしょうか。
敬遠は戦略的なことで、その間のベンチの動きとかいろいろ楽しめるし、
暴投して進塁されたり、ホームランした記録もあるのですよ。
ストライクゾーンは、膝下まであった下限を 膝上に狭めるそうです。
打者有利になって 積極的な攻防がみられるというのですが、
投げるほうとしては打たれたくないがために、
三振が減ってフォアボールが増える気がしますし、
打撃戦が多くなったら ピッチャー交代も頻繁になって、
けっきょく時間短縮に貢献しないと思います。
こうした変更は 選手たちの了解も不可欠ですが、
一番大事なのは、野球ファンに受け入れられるかどうかでしょう。
MLB機構の都合で変更するように見えるので
どうも腑に落ちないし 自分としては反対ですね。
「改革」が「改悪」になっては 元も子もありません。
「やってみなければわからない」レベルなら変えなくてもいいのでは?
新しいルールは MLBに導入されれば、
きっと日本のプロ野球(NPB)でも導入されるはずです。
すると高校野球やリトルリーグまでも影響するのも心配です。
プロスポーツなら やれ時短だ、集客だ、くらいで済みますが、
ほかのことではどうです?
運動会で徒競走に順位をつけなかったり、
盛り上がる棒倒しや騎馬戦をなくして おもしろいですか?
公園から、危険だからと言って遊具をなくしていくのは良いのですか?
「ゆとり教育」はどうしたんですか?
ルール変更や改革をするということは、その場限りのピンポイントではなく、
影響する範囲や将来までもちゃんと考えてやらないと
意味のないものになってしまうと思うんです。
一緒くたにしてはいけないでしょうけど、
そんなこともあれこれ浮かびました。