KIRINJI 2019~進化は新たなステージへ
6人組で再スタートした“KIRINJI”は2017年の暮れ、
キーボーディストでアーティスティックなコトリンゴが脱退しました。
“バンドKIRINJI”の第2期が始まったのです。
左から 楠 均、田村玄一、堀込高樹、弓木英梨乃、千ヶ崎学
それまでもラッパーとコラボするなど度肝を抜かれたKIRINJIでしたが、
2018年に発売されたアルバム『愛をあるだけ、すべて』では、
さらにさまざまな音を取り入れ、コラボし、
リーダー・堀込高樹のサウンドはますます昇華していきます。
今作でキモとなるこの曲をご紹介
AIの逃避行 feat. Charisma.com (2018)
ヒップホップユニット“Charisma.com(カリスマドットコム)”の
“いつか”とコラボレーション。
この動画はライブ映像にリリース音源をかぶせていますが、
今のKIRINJIはこんな感じ ということがわかります。
お!高樹お兄ちゃん。キーボード弾いてるね!!
とにかくサウンドクリエーターとしての堀込高樹は
ギターも弾くがシンセサイザー・プログラミングもすべてこなし、
常にバンドに新しい音を取り込んでいるのです。
AI同士が話し出したのでスイッチを切ったというアイディアから生まれたと
何かに書いてありました。
おもしろい発想ですね!
もはや 二人時代のキリンジは想像すらできません。
さて、もう1曲紹介します。
2019年6月に発表された最新曲。
“ゆみきちゃん”こと弓木英梨乃がシングル史上初リードボーカルで、
これまたコラボ曲です。
killer tune kills me feat. YonYon (2019)
昔どこかで聴いたようなサウンドとメロディ、
MVも女の子が部屋で終わった恋に思いを馳せる的な ・・・地味めです。
“ひらめきは刹那 かがやきは永遠
この胸に突き刺さったなら Killer tune”
出だしから切ないですね。
でもなんかグッとくるというか心地いいし
にぎやかなアレンジ展開の今どきの曲よりも安心感を覚えます。
登場する女優の唐田えりかがとても可愛らしい。
YonYonはソウル生まれ東京育ちのクリエーター&シンガーソングライター
中ほどで作詞を担当し 歌い MVにも登場します。
ゆみきちゃんは時折シルエットで入る横顔のショートヘアがそうです。
彼女はライブでは「アイドル担当」ということで
ギターの名手でありながら ハンドマイクで歌うこともあります。
メロディのことをひとことだけ・・・
Bメロの展開が三段構えの下降メロディになっており、
ここが堀込高樹の真骨頂で グッと惹きこませる要因だと思います。
彼がよく使うパターンです。
話しが長くなるので あとは聴いて観て楽しんでください♪
何回かキリンジのことを書いてます。
興味のある方はご覧ください
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