忍者ブログ

見上げればバナナムーン

ちんすけの音楽とよもやま話のブログ♪

緊張の音 おしゃれな音 その6

恋ボッサに一目惚れ


おしゃれ系ポップスデュオ“ケーちん”の相方から
ミッションが発令されました

星野源のヒット曲「恋」をボサノバ風にやりたい

おお 久しぶりのミッション 受けて立ちましょ
・・・ところが わたくし この曲を知らない歌えない
ネットで探して聴いたけど やっぱりちゃんとは知らなかったです
で さすが人気曲 ちょいと探せばいろんなタイプのカバーもあったりで
オリジナルでおぼえる前に 口ずさめるほどになりました

はじめ「え?こんなダンサブルな曲をボッサで?」と思いましたが
テンポを落として ベースラインをしっかり聞かせて
効果的なボイシング(和音の配分)をすれば
これはかなりボッサに似合う曲なのでは とモチベーション上がってます

気に入っちゃったんですよ!!
恋ダンスならぬ 恋ボッサ いってみましょう!!


イントロは8小節 まずは2小節ずつの繰り返しを3回
コード進行は
DM7  G7(9)|F#m7 A7(9)|
来ましたよ テンションノートの基本「9」が・・・
2つ目のコードを「G7-5」とするのも面白いですね
オリジナル音源では「-5」も「9」も両方聴こえます
ギター1本では音が汚くなるので 片方が良いと思います

ギターで弾いてみましょう

あえて全部の音を入れてますが
コードによっては5弦を弾かないほうが おしゃれな感じがします


Aメロに入りまして いきなり「Aadd9」が出てきます
さきほどの「A7(9)」とは違いますね ・・・こないだ書きましたよ
こんなふうに微妙に音を積み替えて 印象を変えています

リズムも取りづらいですよね 8分休符が入ったかと思えば
次はシンコペーションで8分突っ込んだり で速いし・・・

このあと頻繁に出て来る「DM7→A/C#→Bm7」ですが
「DM7」を 5フレッドセーハする押さえ方にするならば
「A/C#」を「C#m7」に替えてもいけます
ギター1本で弾く時 音のつながりがきれいですよ お試しください


「恋」ボッサについては 新しい発見があったらまた書きますね

拍手[1回]

PR

ボーカル修正の錯覚

デジタル全盛の現在
声のつやを出すとか適度なビブラートをつけるとか
音程のズレやタイミングを修正するなど 声の加工は自由自在です

私ら素人が「あー!音はずしちゃったー・・・直したいなぁ」というとき
修正できるのはありがたいです
でもこれ 世の中のポップス系音楽のほとんどで
あたりまえにやっていることだとしたら どうでしょうか

ボーカルの修正を普通に行うことは
音楽産業全体がしぼんでしまう危機を抱えているということ

修正を後からいくらでもできることで 多少のミスでもOKを出す
→歌手のほうは これくらいで良しとしてレベルアップを目指さない
→ライブなどで相応な歌声を披露できない
→聴き手が離れていく・・・

もうひとつ・・・
修正が行き過ぎて
声出しの入り口や出口での 人間的なゆらぎを加工されてしまい
平坦な味わいのない歌声が氾濫し始めていること
さらっと聴いただけでは気づかなくとも
音楽に愛情を持ち 音感に優れた人なら感じられます


流行りのグループ系やアニメ系のアイドル
声がのっぺらになってませんか?

〇フューム 〇みゅぱみゅ 〇ビーメタルあたりは
表現手段として加工ボイスを使ってるのだろうけど
オジサンがずっと聴いてゆくには 平板でツライですよ

なによりも 気持ちが入っていかないのです

実は昨年発表された 某ポップス大御所のアルバムでさえも
かなりの修正が施されていて びっくりしました
いいじゃないですか ありのままで・・・

デジタル技術が
まがい物の加工品を作り出すのには賛成しません


こうしたことは 今の音楽とのかかわりあいも理由なのでしょう
高価なレコードを買い求め ステレオで体全体で音楽を浴び
コミュニケーションを取り持つ時代から
音楽がいくらでも手に入り イヤホンでクリアだけど音圧の高い音で
聴きちらかす個人の時代へ

もはや音楽はじっくり聴く時代ではないのですね
なんかさびしい気がします・・・“旧人類”のボヤキですかね

歌は 心を込めて 気持ちを乗せてうたうもの
ていねいに素の自分の声で伝えるのが 本来の姿じゃないでしょうか

拍手[0回]


デジタルとアナログの間には

深くて暗い河がある~♪ じゃないですけど
デジタルとアナログの攻防に焦点を当ててみましょう

いまや世の中デジタル全盛
音楽を取り巻く環境も かなりデジタル化してます
CDが出始めた1980年代初頭は
ここまで速くデジタルに席巻されるとは と思うほどのスピードで
レコードがCDに取って替わられていきました

レコード派の人たちからは当初
やれ「CDは音が軽い」だの「深みが無い」だの云われてましたが
CD側はすぐに 情報容量を増やしたり音圧を上げるなど欠点を修正し
あっという間に CD・デジタルの牙城を築き上げたのです

そうではありますが一方では テクノロジーの世界はともかく
アーティスティックな部分はやっぱりアナログのほうがいい
ということで レコードが見直され 生演奏のライブが人気を集め
アナログ復権の様相もあります


演奏や歌は それはアナログ環境だろうとまずは思いますが
シンセサイザーが台頭してきてからは
ピアノ リズム楽器 管楽器 オーケストラまで
あらゆる「音」がデジタル化されてます
ちんすけがやっている音楽の「打ち込み」制作も
1980年代は まだ「シーケンサー」で打ち込みをやっていましたが
いまではすべてパソコンでできるようになり
かかる予算も規模もものすごい勢いで縮小されました

ちんすけはシーケンサー時代 100万円近くかけましたからね
音源とかドラムマシンとかエフェクターとか含めて


そんなことも今は昔(粗大ゴミ化してます (ToT))
楽器については デジタル化するのもさほど気にならないくらい
生楽器に近い あるいは生楽器の音をそのままサンプリングした音で
自分でも音作りをしています

でも ギターはやっぱり人間が弾いた音でないとねーー
なんて思っていたら 
ちまたの音楽は 弾いた音をデジタル加工してるんですよね
まさかの ボーカルまでも!!


次回はそこんとこ つつきます

拍手[0回]


緊張の音 おしゃれな音 その5

“青い玉手箱”の魔力

ちんすけがソロでライブをやるとき
ときどき使ってる“青い玉手箱”のお話をしましょう

これは「HARMONY SINGER」というエフェクターで
一人で歌うとき 1声2声のコーラスをつけてくれる優れものです

 

ギターの弾くコードを読み取って コーラスを作り出すという仕組みで
使い方は マイクをINに差しOUTから出してミキサーへ
ギターのIN→OUTはスルーになっているので
ギター・エフェクターを使うならば この後へつなぎます
スイッチを踏んでオンにすれば あ~ら不思議
自分の元の声とともに 最適なコーラス隊をつけてくれるというわけです

コーラスの付き方は 1声と2声あわせて8種類から選べます
リバーブも3種類備わっていて リバーブエフェクターとしても使えます
あらかじめキー(調)を選んでセットする必要がありません
どうやら ギターコードのルートと3度の音 それに7度の音を判定して
コーラスを作り出してるようです
だからメジャーでもマイナーでも メジャーセブンスのハモリにも対応します

ひとりでコーラス出来るなんて おしゃれですねー

ただしキカイの検知精度が高いため
メロディを外したり ビブラートかけすぎや過度のシャクリ上げは禁物です
ミスやズレの音をそのままコーラスに作り出しますから・・・
ギターで弾いてないシンコペーションで歌うのも ついてきてくれません
感覚的には 日本語よりも洋物のほうが ハモリ具合が良いように思います

複雑なテンション系のコーラスはどうでしょう?
ルートに対して 上3度・5度 下4度・6度にコーラスをつける
と説明書に表記されてるので テンションノートは無理かと・・・

所詮 ひとりが寂しいと感じる人
コーラスが苦手な人向けの オモチャですね

でも デモ動画見ると欲しくなりますよ
 

拍手[0回]


ライブレポート♪ 2017/01/22

「カラフルパーティ」
仲間と一緒にいろんなジャンルの音楽をチャンポンにやっちゃおうという
10年くらい前からやっている企画ライブです

この日は私ら“ケーちん”含め5組がそろいました
出演者はみんな50代後半という同世代(女性は除く)
定番曲や新しい曲もあり 
3声コーラスで懐かしさにうるっとしたり インストギターもあったりと
アコースティックでカラフルな夜となりました

まずは備忘録・・・


1月22日(日)HOTコロッケ(都営地下鉄・瑞江)
『カラフルパーティ2017新年会』
emojiケーちん(34分30秒)
1.美しく燃える森(東京スカパラダイスオーケストラ×奥田民生)2002
2.君のParadise(杉 真理&堂島孝平)2008
3.朝焼けが消える前に(石川セリ)1976
4.雪の輪舞曲〈ロンド〉2006
5.夜空ノムコウ(SMAP)1998


およそ3か月ぶりのケーちん
このところ合わせ練習をしないことが多かったですが
今回は久しぶりな曲もあり 当日にカラオケ店で合わせてきました
声出しの練習にもなるので このパターン良いかも

トップバッターは さっさとやってあとはゆっくり飲食ができて
これまた良いかも ・・・でも飲みすぎ注意・・・

セットリストも 結構カラフルですね
イイ感じでできたのもあるし もうちょいというのもありました
いつものことですが 細かいトチリをなくさないといけません


みなさんのステージ ひとこと感想・・・

emoji凛音+SHUN・・・ピアノ弾き語り+ベースのデュオ
オーバーオール着て若々しい凛音さんのボーカル よく伸びてて良かった

emojiBe-m(ビーマイナー)・・・インストギターデュオ
二人の音はいつ聴いても美しくきれい 新しいギターも音がしっかりしてた

emojiエフノーリーフ・・・ギターとシンセの男女デュオ
落ち着いた大人な世界を醸し出していた 新曲もよかった

emoji変奏曲・・・ギターとシンセのトリオ
3声のハモリは難しいのに心地よくキマっていた 古いオフコース曲が嬉しい


デュオが多かったんですね
5月20日に“ケーちん”“Be-m”“エフノーリーフ”で
「デュオバトルライブ」も企画してますので お楽しみに!

拍手[0回]